iOS 14.4ではiPhone 12シリーズでカメラ部品を修理した後、カメラ部品が正規のApple純正カメラ部品と確認できない場合に通知を表示するようになっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年01月26日、iOS 14対応のiPhone向けに「iOS 14.4 (18D52)」をリリースしましたが、このiOS 14.4以降、iPhone 12やiPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 12 miniでカメラ部品を修理/交換したさい、iOSが交換されたカメラ部品をApple純正のカメラ部品でないと確認できない場合に通知を表示するようになっているそうです。
iPhone のカメラは、最上のパフォーマンスや品質を追求するため、iOS ソフトウェアと一緒に設計されています。非純正のカメラは、互換性やパフォーマンスの面で問題が生じるおそれがあります。たとえば、カメラのアップデートや新しいカメラ機能を含む iOS ソフトウェア・アップデートの適用後に問題が露見する可能性があります。
iPhoneの純正カメラについて – Apple サポート
Appleが新たに公開したサポートドキュメントによると、iPhoneのカメラは最上のパフォーマンスと品質を追求するためにiOSと合わせて開発されており、カメラの修理や交換にはAppleの修理トレーニングを終了し、Apple純正の部品やツールを扱えるAppleや正規サービスプロバイダ、独立系修理プロバイダの技術者がその資格を持つため、
それ以外のサービスプロバイダによるカメラ部品の交換は、安全と修理に関する適切な手続きに則っていない可能性があり、サービスプロバイダが非純正のカメラ部品を使った場合に以下のような問題が起きる可能性があるため、
- カメラの焦点が正しく合わない、または画像が鮮明に映らない
- ポートレートモードの使用時に、被写体にピントが合わない、または部分的にしかピントが合わない
- カメラを使う他社製の App がフリーズする、または意図せず終了する
- 他社製Appのリアルタイムプレビューに何も表示されなかったり、反応しなくなったりする
iOS 14.4ではiPhone 12シリーズの修理時に交換されたカメラ部品がApple純正と検証できない場合に、デバイスを使い始めて4日間はロック画面に、14日間は設定アプリの[一般] → [情報]画面に「カメラに関する重要なメッセージ」という通知が表示されるようになっているそうです。
この通知が表示されても、iPhoneを利用したりカメラを使う分には問題ないそうですが、特定のアプリやiOSのアップデート後にカメラに問題が発生した場合は、Appleや正規サービスプロバイダ、Appleのトレーニングを受けた独立系修理プロバイダでApple純正のカメラ部品に交換してもらう必要があるかもしれません。
- iPhoneの純正カメラについて – Apple サポート
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