手書きや印刷された数式を撮影するだけでLaTeX形式へ変換してくれる「Mathpix Snipping Tool for Mac」がペンタブレットやトラックパッドに対応した新しいDrawing Modeを採用しています。詳細は以下から。
Mathpix Snipシリーズはスタンフォード大学でディープラーニングを専攻していたNico Jimenezさんが開発した数式に特化したOCRアプリで、写真やスクリーンショット内にある手書きや印刷された数式を抽出してLaTeX形式に変換してくれる機能がありますが、Mac版アプリとなる「Mathpix Snipping Tool」が最新のバージョン3.4アップデートで新しい手書きモード(Drawing Mode)を追加しています。
Mathpix Snipping Tool 3.4 What’s new:
- New drawing mode that is compatible with any external pen tablet and your trackpad
- Keychain support
- Bug fixes
リリースノートより
Mathpix Snipping Tool v3.4
新たに追加された手書きモードはペンタブレットやトラックパッドを利用して描いた数式をLaTeX形式へ変換してくれる機能で、Mathpixのウィンドウ左上のペンマークをクリックすると手書きエリアが表示されます。
後はLaTeX形式にしたい数式をペンタブレットやトラックパッド、マウスなどを利用して描くだけで、描き終わったら[Scan]ボタンを押すと、Mathpixエンジンを利用して描いた数式がLaTeX形式に変換されます。
また、Mathpix Snipping Tool v3.4ではアイコンがmacOS 11 Big Surに合わせたデザインとなっている他、ログインウィンドウではMacのユーザーパスワードやTouch IDを利用してKeychainに保存されたアカウントを入力することが可能になっているので、ユーザーの方はアップデートしてみてください。
*Mathpix Snipは月額4.99ドルのサブスクリプション制ですが、アカウントを作成すれば1ヶ月50枚まで無料で利用可能で、*.ac.jpドメインのユーザーは2倍の100枚まで無料で利用できます。
おまけ
手書きモードはMathpix for iPhoneやiPad, Androidには既に実装済みです
- Mathpix Snip – Mathpix
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