Parallels、Apple M1チップ搭載のMacでWindows 10/11 on ARM Insider Previewをサポートした「Parallels Desktop v1.7.0」をMac App Storeでリリース。

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 ParallelsがApple M1チップ搭載のMacでWindows 10/11 on ARM Insider Previewをサポートした「Parallels Desktop for Mac 1.7.0」をMac App Storeでリリースしています。詳細は以下から。


 Mac向けの仮想化ソリューションを提供しているCorel傘下のParallels International GmbH.は現地時間2021年08月25日、Apple Silicon M1チップを搭載したMacおよびWindows 10/11 on ARM (Insider Preview)をサポートした「Parallels Desktop v1.7.0 App Store Edition (以下、Parallels Desktop v1.7)」をMac App Storeでリリースしています。

Parallels Desktop for Mac 1.7.0 App Store Edition

Parallels Desktop App Store Edition は、Apple M1 チップを搭載する Mac と Intel プロセッサーを搭載する Mac の両方で、再起動なしで Windows 動作させることのできる、高速で簡単かつパワフルなアプリケーションです。
注: 既存の Parallels Desktop® for Mac を Parallels Desktop App Store Edition に移行することはお勧めしません。

Parallels Desktop – Mac App Store

 App Store Editionは旧Lite版と同じくAppleのSandbox内で動作するため、Boot Camp領域のWindowsの仮想化やCoherenceモードなどに制限があるため、Parallelsは製品版のParallels Desktop for Macを利用しているユーザーに対してApp Store Editionの移行を勧めていませんが、

Parallels Desktop v1 7 0 App Store Edition support Apple Silicon

Parallels Desktop v1.7はIntelとApple SiliconをサポートしたUniversal 2 Binary化されており、Parallels Desktop v1.6.x App Store Editionでは不可能だったApple Silicon Macへのインストールが可能になっています。

Parallels Desktop v1.7.0 App Store Edition

 また、Parallels Desktop v1.7は08月09日にリリースされたParallels Desktop v17と同じくWindows 10 on ARMおよび現在Insider Preview版が公開されているWindows 11 on ARMがサポートされ、起動時間やディスクパフォーマンス、DirectX 11のグラフィックパフォーマンスが20~30%程度向上しているそうです。

Windows 10 on ARM on Apple Silicon Mac

 Parallels Desktop v1.7 App Store Editionのシステム要件はmacOS 10.14.6 Mojave以上のmacOSがインストールされたIntel/Apple Silicon Macで、Mac App Storeから無料でダウンロードできますが、利用には9,100円/年のサブスクリプション登録が必要なので、MDMなどでMac App Store以外からのアプリのインストールが制限されている方以外は公式サイトでStandard Editionをダウンロード&購入して利用した方がいいかもしれません。

Parallels Desktop v1.7 trial

App Store Editionには14日間のトライアル期間が設定されています。
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リリースノート

今回のアップデートである Parallels Desktop 1.7.0 次の修正と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。

パフォーマンス

– サポート対象のすべての Mac コンピューター:

  • CPU とメモリの自動割り当て。Parallels Desktop は、Mac のハードウェアを評価し、必要に応じて自動的に仮想マシンに適切なリソースを割り当てて、最適な Windows 環境を提供します。この仮想マシンを別の Mac に転送すると、Parallels Desktop は新しいハードウェア構成に基づいて CPU とメモリを割り当てます。
  • 仮想マシンレジュームの所要時間が最大 38% 短縮。

– Apple M1 チップ搭載 Mac コンピューターのみ:

  • Windows 10 および Windows 11 on ARM Insider Preview の起動時間が最大 33% 短縮。
  • Windows 10 および Windows 11 on ARM Insider Preview で、ディスクパフォーマンスが最大 20% 向上。

グラフィック

– サポート対象のすべての Mac コンピューター:

  • ディスプレイドライバーが改良され、Windows UI の応答性と同期ビデオの再生環境がよりスムーズになりました。この新しいドライバーにより、多くの Windows ゲームのフレームレートが向上し、より快適なゲーム環境が実現するとともに、Mac のディスプレイとの同期が改善されます。
  • OpenGL グラフィックのパフォーマンスが最大 6 倍に向上。
  • Windows 仮想マシンでのグラフィックスパフォーマンスが最大 25% 向上。

– Apple M1 チップ搭載 Mac コンピューターのみ:

  • Linux 仮想マシンの動的解像度に対応し、ウィンドウ表示モードでの使用がより便利になりました。仮想マシンのウィンドウサイズを変更すると、Linux 側で自動的に画面の解像度が調整されます。
  • DirectX 11 のグラフィックパフォーマンスが最大 28% 向上。

ユーザビリティ

  • 改良された [デバイス] メニューで、macOS と同じデバイス名が表示されるようになりました。
  • USB ドライブ Finder と同じ表示名。
  • プリンターとスキャナー macOS のシステム環境設定と同じ表示名。
  • 追加の通し番号(#2、#3 など)は、Mac に同じ種類のデバイスが複数接続されている場合にのみ使用されます。
  • 「ディスク領域を解放」アシスタントでは、仮想マシンのスナップショットが占める領域が表示され、ディスク領域をより適切に管理することができます。

統合

  • テキストや画像を macOS から任意の Windows アプリケーションにドラッグ & ドロップしたり、その逆を行ったりできます。
  • macOS で書式付きテキストをコピーし、仮想マシンアプリケーションで”Command + Shift + Option + V”のキーボードショートカットを使って、プレーンな状態(書式なし)でペーストすることができます。
  • キーボードのレイアウトを改善。ALTGRAPH キーを Mac の左 Option キーに再マッピングして、左 Option キーを言語特有のアクセント付き文字や特殊記号を入力するために使用できるようになりました。

デバイス

– サポート対象のすべての Mac コンピューター:

  • USB 3.1 に対応。Samsung T7 Touch や Pro Elite のポータブル SSD など、さらに多くの USB デバイスを仮想マシンに接続できるようになりました。
  • Windows 10 および Windows 11 on ARM Insider Preview 仮想マシンにおける、仮想 Trusted Platform Module チップ(vTPM)および Secure Boot のサポート。
  • Linux のマルチモニターサポート。Linux 仮想マシンをマルチディスプレイのフルスクリーンビューモードで使用できるようになりました。

– Apple M1 チップ搭載 Mac コンピューターのみ:

  • Windows 10 および Windows 11 on ARM Insider Preview 仮想マシンにおけるバッテリー装置のサポート。これにより、Windows は Mac のバッテリー切れを検知し、自動的に省電力モードに入ることができます。
  • Windows 10 および Windows 11 on ARM Insider Preview と Linux 仮想マシンの両方で、シリアルポートデバイスをサポート。シリアルポートは、仮想マシンに 4 つまで追加できます。
  • Linux 仮想マシンにおけるサウンドデバイスのサポート。

その他

  • 無料でダウンロード可能な仮想マシン(仮想アプライアンスやフリーシステムとも呼ばれる)で稼働する OS を最新版に更新しました。
  • 仮想マシンの構成と Parallels Desktop 環境設定のダイアログが更新され、新しい macOS のデザインに合わせて更新しました。

コメント

  1. 匿名 より:

    Insider Preview版を使ってでもwindows10、11使いたい人ってどういう人なんだ……
    諦めてwin10PC買うかクラウドwindows待ったほうがいいんじゃ