ParallelsがParallelsのHypervisorを利用して仮想マシンを起動するとmacOS 11 Big Sur Betaを搭載したMacがクラッシュする不具合などを修正した「Parallels Desktop v16.0.1」をリリースしています。詳細は以下から。
macOSの仮想化ソリューションを提供しているParallels International GmbH.は現地時間2020年09月09日、次期macOS 11 Big Surをサポートした仮想マシン構築アプリ「Parallels Desktop 16 for Mac」のv16.0.1(48919)アップデートをリリースしたと発表しています(現在日本語のリリースノートは更新されていないようです)。
Parallels Desktop 16 for Mac 16.0.1(48919)
Parallels ハイパーバイザーを使用するために構成された仮想マシンを macOS Big Sur ベータ版で起動すると、Mac がクラッシュする問題を修正しました。リリースノートより抜粋
先日リリースされた、Parallels Desktop for Mac v16.0.0ではAppleの仮想化フレームワーク「Hypervisor」ではなく、デフォルトのParallelsのHypervisorを利用して仮想マシンを起動するとmacOS 11 Big Sur Betaを搭載したMac(ホスト)がクラッシュする不具合が報告されていましたが、
本日リリースされたv16.0.1ではこの不具合が修正されたほか、Big Sur BetaでMacがスリープから復帰した後に仮想マシンがクラッシュする問題などが修正されているそうなので、ユーザーの方はアップデートしてみてください。
リリースノート
Parallels Desktop 16 for Mac 16.0.1(48919)
今回のアップデートである Parallels Desktop 16 for Mac では、次の修正と改良を含め、全体的な安定性とセキュリティの問題に対処しました。
- イタリア語版の Parallels Desktop で [デバイス] メニューをクリックすると、クラッシュが発生する問題を解決しました。
- Parallels ハイパーバイザーを使用するために構成された仮想マシンを macOS Big Sur ベータ版で起動すると、Mac がクラッシュする問題を修正しました。
- macOS Big Sur ベータ版で、 Mac がスリープ状態から復帰した後に仮想マシンが突然クラッシュする問題を解決しました。
- RDP 経由で仮想マシンを運用している際に、画面にビジュアルアーチファクトが表示される問題を解決しました。
- Parallels Desktop for Mac – Parallels
- Known issues with macOS 11 Big Sur and Parallels Desktop for Mac – Parallels
コメント
Appleのハイパーバイザでもネストされた仮想化ができないだけで特に不自由はないんだけどね。