macOS 10.12 Sierraで非表示になったフォルダ設定ファイル.DS_Store用ビュワー「DSStoreView」がリリースされています。詳細は以下から。
macOS(Mac OS X)にはデスクトップやフォルダ内のアイコンの位置や背景などの情報を記録する隠しファイル「.DS_Store (Desktop Services_Store)ファイル」が存在するものの、Appleは2016年にリリースしたmacOS 10.12 Sierraで、この隠しファイルを隠しファイルを表示(AppleShowAllFiles)にしてもFinder上に表示することを止めたため、
defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles YES killall Finder
macOS 10.12 Sierra以降ではFinderで.DS_Storeが非表示化されただけなので、ターミナルや他のファイラーで確認すれば存在が確認できます。
現在は多くのユーザーがその存在を意識せずにmacOSを利用していると思われますが、そんな.DS_Storeファイルを確認したいユーザー向けの.DS_Store専用のパーサー/ビュワー「DSStoreView」が新たに公開されています。
DSStoreViewを開発&公開したのはiPhone管理ユーティリティ「iMazing」やサーマルスロットリングチェックツール「Hot」などを開発しているスイスDigiDNA SARLのリードエンジニアを務めるJean-David Gadinaさんで、
DSStoreViewのシステム要件はmacOS 11.3 Big Sur以上でオープンソース(MITライセンス)で公開されています。
確認したい.DS_Storeのデータベース(DSDB)をクリックするとFinderがフォルダを表示するさいの背景やアイコン/テキストサイズ、表示方法(アイコンやリスト、カラム)などの情報を表示してくれるので、Finderの表示がおかしくなったり、配布するファイルの.DS_Store設定が気になる方はDSStoreViewアプリで確認してみてください。
コメント
「macOS 10.12 Sierra以降ではFinderで.DS_Storeが表示化されただけなので、ターミナルや他のファイラーで確認すれば存在が確認できます。」
上記は「.DS_Storeが非表示化」ではないでしょうか。
>>1
ご指摘ありがとうございます。
指摘していただいた箇所を先程修正したので、WordPressのキャッシュクリア後にアップデートされると思います。
.DS_Storeが表示化 → .DS_Storeが非表示化