Macでサーマルスロットリングが発生し、CPUスピードが落ちるとメニューバーに通知してくれるユーティリティ「Hot」がリリースされています。詳細は以下から。
Intel CPUに限らず最近のCPUにはオーバーヒットによるトラブルを防ぐためにCPU温度が上昇するとCPUスピード(クロック数)を調整し温度を下げるサーマルスロットリングという技術が採用されていますが、このサーマルスロットリングによるCPU制限をMacのメニューバーからチェックできる「Hot」というアプリがリリースされています。
Hot is macOS menu bar application that displays the CPU speed limit due to thermal issues.
macmade/Hot – GitHub
HotはiTunesに代わるiPhone/iPad管理ユーティリティ「iMazing」やXcode用ユーティリティ「Xclean」などを開発しているスイスDigiDNA SARLのJean-David Gadinaさんが新たに公開したメニューバー常駐型のユーティリティで、メニューバーから現在の最大CPUスピードや温度、コア数がチェックできるほか、
サーマルスロットリングによりCPUスピードが落ちると、グラフの🔵Speedが100%を下回り、更に60%以下になるとHotのステータスメニューのカラー色が変わる機能が備わっています。HotはMITライセンスでGadinaさんのリポジトリに公開されており、利用している環境やMacにもよりますが、Xcodeで巨大なプロジェクトをコンパイル中はCPU性能が33%程度しか発揮できないこともあるようなので、興味のある方は利用してみてください。
CPU limited to 33% when compiling a large C++ project… 😓 pic.twitter.com/DTtMh4qlPm
— Jean-David Gadina 🦄 (@macmade) September 24, 2020
- macmade/Hot – GitHub
コメント