2021年4月公開のセキュリティアップデートを適用した「macOS 10.15.7 Catalina Build 19H1030」でOpenCLアプリが利用できなくなる不具合が発生中。

OpenCL bug macOS 10.15 Catalina macOS 10.15 Catalina
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 2021年4月公開のセキュリティアップデートを適用した「macOS 10.15.7 Catalina Build 19H1030」でOpenCLアプリが利用できなくなる不具合が発生しているそうです。詳細は以下から。

macOS 10.15 Catalina

 Appleは現地時間2021年05月17日、macOS 10.15.7 Catalina向けに複数の脆弱性を修正したセキュリティアップデート 2021-002をリリースしましたが、Mac用グラフィックツール「Acorn」シリーズなどを開発している米Flying Meat Inc.のGus Muellerさんらによると、このアップデートを適応後、OpenCLを利用したAppleのCore Image Frameworkでエラーが発生し、画像のレンダリングができなくなる不具合が確認されているそうです。

A few days ago on April 26, 2021, Apple released Security Update 2021-002 Catalina for anyone running MacOS 10.15.7.This security update unexpectedly breaks OpenCL, which is a framework from Apple used for processing images. Other Apple frameworks such as Core Image use OpenCL in some situations. In those cases Core Image no longer works correctly.

Apple’s April Security update for 10.15.7 breaks Acorn version 6 and lower, as well as Retrobatch. – Flying Meat

 この不具合は同じくセキュリティアップデートが公開されていたMojaveやBig Surでは発生しておらず、セキュリティアップデート 2021-002を適用したmacOS 10.15.7 Catalina Build 19H1030のみが影響を受けているそうで、RetroactiveでアンロックしたApertureやiPhotoもこの影響を受けている(Issues)ので、Catalinaユーザーの方は注意してください。

OpenCL bug macOS 10.15 Catalina

この不具合は開発者向けに公開されたSecurity Update 2021-003 (Catalina)で修正されています。

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