AppleがmacOS 10.14 MojaveとmacOS 10.15 Catalina向けに複数の脆弱性を修正した「Security Update 2021-003/-002」をリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年04月26日、macOS 11 Big Sur向けにAirTagに対応した「macOS 11.3 Big Sur」をリリースしましたが、セキュリティサポートを継続しているmacOS 10.14 MojaveおよびmacOS 10.15 Catalina向けにも「セキュリティアップデート2021-003 Mojave」および「セキュリティアップデート2021-002 Catalina」が公開されています。
セキュリティアップデート2021-002をすべてのユーザに推奨します。このアップデートを適用するとmacOSのセキュリティが向上します。
セキュリティアップデート2021-002 Catalinaのリリースノートより
Appleのセキュリティコンテンツによると、2021-003 MojaveではCVEベースで30件、2021-002 CatalinaではCVEベースで32件の脆弱性が修正されており、中にはGatekeeperをバイパスし悪意のあるコードが実行させる可能性のある脆弱性や、
悪意のあるコードがroot権限を取得できてしまう可能性のある脆弱性が修正されているそうなので、ユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをお勧めします。なお、セキュリティアップデート後のMojave/CatalinaのBuild Numberは以下の通りになります。
セキュリティアップデート後のビルドナンバー
Version Build |
macOS 11 Big Sur | macOS 10.15 Catalina |
macOS 10.14 Mojave |
---|---|---|---|
2020年11月12日の アップデート |
macOS 11.0.1 20B29(初期リリース) |
macOS 10.15.7 19H15 |
macOS 10.14.6 18G6032 |
2020年12月14日の アップデート |
macOS 11.1 Big Sur 20C69 |
macOS 10.15.7 19H114 |
macOS 10.14.6 18G7016 |
2021年02月01日の アップデート |
macOS 11.2 Big Sur 20D64 |
macOS 10.15.7 19H512 |
macOS 10.14.6 18G8012 |
2021年04月26日の アップデート |
macOS 11.3 Big Sur 20E232 |
macOS 10.15.7 19H1030 |
macOS 10.14.6 18G9028 |
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