Apple、MailやUSDファイル、Sandboxの脆弱性を修正した「セキュリティアップデート 2020-005」をmacOS Mojave/High Sierra向けにリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年09月24日、macOS Catalina向けにWi-FiやiCloud Drive、iMac (2020)のグラフィックなどの不具合を修正したmacOS Catalina 10.15.7 Build 19H2」をリリースしましたが、同時に現在もセキュリティアップデートの提供を続けているmacOS 10.13 High SierraおよびmacOS 10.14 Mojave向けに「セキュリティアップデート 2020-005」をリリースしています。
セキュリティアップデート2020-005 10.14.6 –– 再起動が必要です
セキュリティアップデート2020-005をすべてのユーザに推奨します。このアップデートを適用するとmacOSのセキュリティが向上します。リリースノートより
新たにリリースされたのは「macOS 10.13 High Sierra Build 17G14033」と「macOS 10.14.6 Mojave Build 18G6032」で、CVEベースでHigh Sierraは4件、MojaveとCatalinaは3件の脆弱性が修正されており、中には悪意のあるUSDファイルを処理するとアプリケーションが終了したり任意のコードが実行される脆弱性や、アプリケーションが制限されたファイルにアクセスできる可能性がある脆弱性などが含まれています。
Sandbox
- Available for: macOS High Sierra 10.13.6, macOS Mojave 10.14.6, macOS Catalina 10.15
- Impact: A malicious application may be able to access restricted files
- Description: A logic issue was addressed with improved restrictions.
- CVE-2020-9968: Adam Chester(@xpn) of TrustedSec
Apple security updates – Apple Support
本日提供されたセキュリティアップデート適用後のBuildナンバーは以下の通りで、今回はSafariのアップデートはリリースされていないようですが、古いmacOSを利用されているユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをおすすめします。
Version Build |
macOS 10.13 High Sierra |
macOS 10.14 Mojave |
macOS 10.15 Catalina |
---|---|---|---|
2019年07月29日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G8030 |
macOS 10.14.6 18G87 |
リリース前 |
2019年09月26日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G8037 |
macOS 10.14.6 18G103 |
macOS 10.15.0 19A583 SP(19A602/19A603) |
2019年10月29日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G9016 |
macOS 10.14.6 18G1012 |
macOS 10.15.1 19B88 |
2019年12月10日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G10021 |
macOS 10.14.6 18G2022 |
macOS 10.15.2 19C57 |
2020年01月28日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G11023 |
macOS 10.14.6 18G3020 |
macOS 10.15.3 19D76 |
2020年03月24日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G12034 |
macOS 10.14.6 18G4032 |
macOS 10.15.4 19E266 |
2020年04月08日の 追加アップデート |
– | – | macOS 10.15.4 19E287 |
2020年05月26日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G13033 |
macOS 10.14.6 18G5033 |
macOS 10.15.5 19F96 |
2020年06月01日の 追加アップデート |
macOS 10.13.6 17G13035 |
– | macOS 10.15.5 19F101 |
2020年07月15日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G14019 |
macOS 10.14.6 18G6020 |
macOS 10.15.6 19G73 |
2020年09月24日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G14033 |
macOS 10.14.6 18G6032 |
macOS 10.15.7 19H2 |
- Apple security updates – Apple Support
コメント
自分の環境だけかもしれないけど、
2012年のiMacでmacOS 10.14.6の環境で今回のセキュリティアップデートを適用したら、
アップデート後数時間以上経つが劇重になってしまった。
キーボード入力も通常のキー入力ができない。
(コマンドキー等との同時押しはできる)
iMac Late 2015 ですが、同じく激重です!
iMac Late 2013 Mattaku onaji shoujou
macmini2014 メモリ16GBにセキュリティアップデートを適用。
起動時11GBほどメモリが空いてるはずが、2GBほどになってますね。
アクティビティモニターで確認すると、アプリケーションメモリで9GB使用中表示。
メモリークリーン系のソフトで使用領域を解放しています。
修正アップデートが出るでしょうね。
2015 late iMac OS 10.14.6で全く同じ状況になりました。今回はさすがにちょっとひどいと思ったので、戻しました。OS Catalinaの方もアップデート出ているようですが、こちらは怖いので見送ります(私はこちらがメイン機です) う〜ん、セキュリティのためとはいえ動かなくなってしまっては本末転倒ですよね。あと、よく話題にあがるウイルス対策ソフトの挙動ですが、私はウイルスバスターfor mac ver.11を使っているので、コンポーネントの停止、そしてアンインストールと試して見ましたが、変化は無かったです。 長文失礼しました。
同じ症状です。Mac mini Late 2012
MacOS10.14.6です。
私も2017imac OS 10.14.6でなりました。
なのでtime machineから復元しました。
同じくこのセキュリティアップデートをしたら劇重になった。mac mini2014で内蔵HDDと内蔵SSDの両方にインストールしたがHDD側は重すぎて文字入力もままならないのにSSD側のOS はまともに使えている。アクティビティモニターで見ると頻繁にディスクアクセスが発生している。SSDはアクセスが早いので気にならないだけのように思う。
HDDの macOSでは様子見てしたほうが良いと思う。
Mac mini2014で同様に劇重になりました。HDDとSSDを内蔵しておりHDD側の OSのみこの現象が発生。アクティビティモニターで確認するとwarmdと言うプロセスが頻繁にディスクアクセスしており読み込みが1GBに達するまで続く。読み終わると動作は軽くなるのだが相変わらず文字入力はできない。劇重と文字入力不能は別の問題のように思える。なぜかSSD側で入力不能が起きないのがなぜか?HDD側はSierraからのアップデート、SSD側はクリーンインストールでアプリも若干違いあり文字入力プロセスと何かコンフリクトしているかも知れない。最悪、最インストールするしかないかも。
追加情報 さらに放置していたら日本語入力出来るようになって来た。再起動するとwarmdの読み込みは復活する。ただ動作は重くなるが少しずつましになってきた。日本語入力は復活したままを維持している。気長に待つしか無さそうです。
iMac Late 2015 だけど、今回のアップデートで同じく激重!
iMacを使ってる方のコメントと同様、MacBookPro2012midモデルでMojaveのセキュリティアップデート後に不具合が起きました
ソフトの起動に通常の何十倍も時間がかかり、US以外の入力ソースが反応しなくなりました
いくら待っても何も起動できないので、PRAMやSMCのリセット、セーフブート、Firstaidなど一通り試しましたが改善なし
結局macOS復元からOSを再インストールして、セキュリティアップデート前の環境に戻しましたら解決しました
この手順の再インストールは元の環境を残したまま行えます
今回のアップデートは見送ったほうが良いです
Mac Pro Mid2010に、Mojave 10.14.6で今回のセキュリティアップデートを適用したら、使えないレベルの劇重化。ウイルスやハッキングされているのかと思ったら、同じ症状の人がいるので、どうやらアップデートのバグっぽい。
watashi mo onaji syouzyoude komattemasu
nihonngoga mattaku utenaku narimashita
mac mini 2014
表中のmacOS 10.15.7 19G73は19H2ではないかと。
なんかWindows10のビルドナンバーと似ている…
多分、日本語入力システムのプロセスが起動してない?
(⌘+R 起動で Mojave 再インストール。セキュリティアップデートはスルー)
やむなくセーフブートで起動したがアップデート前の設定と変わったものがあり、このセキュリティアップデートはスルーした方が良いと思います。早期の不具合対応をお願いいたします。
2019秋購入のi Mac、OS 10.14.6ですが、同じく激重で動きが鈍いです。文字入力が全くできずサポートに電話したら、キーボード不具合のマニュアルをメールされて、この通りやれと言われただけで何も解決しなかったのですが、戻すことにします。
Safariは14にしたいのですが、セキュリティアップデートとセットでないとできなかった気が。Safariだけ14にできないものか‥。
私も調べたのですが、/Library/Updates/001-50026/Safari14.0MojaveAuto.pkg. にインストーラーがあるようです。今TimeMachine中でまだ試してませんが、自己責任でお願いします。
先ほど返信したものですが、ソフトウェアアップデートの「詳しい情報…」でセキュリティアップデートのチェックを外せばSafari14.0だけアップデートできるかも…
TimeMachineが終わったらやってみます。
返信ありがとうございます。「詳しい情報…」では、セキュリティアップデートのチェックを外しても、safariをアップしようとすると「この前に他のものをアップしろ」という指示が出て、セキュリティアップデートとセットになっています。その後appleサポートに電話して最終的に上の方の方と同じく
>結局macOS復元からOSを再インストールして、セキュリティアップデート前の環境に戻しましたら解決しました
という形で解決。サポートの方も、セキュリティアップデートとsafariのv14はセットなので片方だけではできない、と言ってました。せめてsafari 13の配布を残しててくれればいいのに、それももうないそうです。だったらv14をきちんと使える形でリリースしろよ、と思いますが。
先ほどから返信しているものです。
結論、
1. macOS 10.14.6(18G103)のインストーラーでクリーンインストールする。(上書きインストールでもいいらしい)
2. 下記サイトの Download the Mojave 2020-004 Security Update「SecUpd2020-004Mojave.dmg」で、macOS 10.14.6(18G6020)でアップデートする。
ttps://mrmacintosh.com/mojave-2020-005-security-update-causing-major-problems-updated/
3. ソフトウェア・アップデートの「詳しい情報…」でセキュリティーアップデートのチェックを外してSafari 14.0のみアップデートする。
で、元の環境に戻りました。参考になれば嬉しいです。