macOS 11 Big Sur Beta 5ではAppleのHypervisor APIで「Parallels Desktop 16 for Mac」を利用しないと仮想マシン起動時にMacがクラッシュするそうです。詳細は以下から。
Appleは現在、秋にリリースを予定している次期macOS 11 Big Surの「macOS 11 Big Sur beta 5 (20A5354i)」を開発者向けに公開していますが、macOSの仮想化ソリューションを提供しているParallelsによると、このBig Sur beta 5(ホスト)ではParallelsのHypervisorを利用して仮想マシンを起動すると仮想マシンがクラッシュするそうです(コメント欄でのご指摘ありがとうございます)。
Mac with macOS Big Sur Beta 5 installed crashes while starting a virtual machine
Known issues with macOS 11 Big Sur and Parallels Desktop for Mac – Parallels
現在ParallelsはAppleと協力してApple Silicon搭載のMacで動作する仮想化ソフトウェアを開発していますが、その際にはAppleの仮想化フレームワーク「Hypervisor」のAPIを利用することが前提となっており、Big Sur beta 5で発生している仮想マシンのクラッシュ問題も、仮想マシンの構成から[ハードウェア] → [CPUおよびメモリ] → [詳細設定] → [Hypervisor]で「Apple」を選択すれば問題なく動作するそうなので、
この問題に遭われている方は、一度仮想マシンを完全に終了、サスペンドしている場合には停止(サスペンドまでのデータは失われます)して、HypervisorをAppleのHypervisorに変更してみてください。
For each VM you are using, do the following:
- Make sure that virtual machine is shut down. If it is suspended, go to Actions > Stop.
- Open virtual machine configuration.
- Go to Hardware > CPU & Memory > Advanced Settings.
- Change Hypervisor type to Apple.
コメント
これ、仮想マシンというかOSごと落ちるという凶悪なものになってる。
ハイパーバイザーをアップルが提供するのであれば、
仮想ソフトメーカーは何の付加価値を提供しているんだ?
落ちるのは仮想マシンではなく、ホストのOS。それって、致命的なバグでしょ。
まー、今も落ちるけどな。