AppleがmacOS Catalina 10.15.5 Combo/差分インストーラーをアップデートし、カーネル権限を取得され任意のコードを実行される可能性がある脆弱性CVE-2020-9859のパッチを適用しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年06月01日、Jailbreakのunc0verチームによって発見された悪意のあるアプリケーションにカーネル権限を取得され任意のコードを実行される可能性がある脆弱性CVE-2020-9859を修正した「iOS/iPadOS 13.5.1」および「macOS Catalina 10.15.5追加アップデート/セキュリティアップデート 2020-003」をリリースしましたが、05月26日に公開していたmacOS 10.15.5 CatalinaのComboや差分アップデートのインストーラーも更新され、CVE-2020-9859のパッチが適用されています。
更新されたCombo/差分アップデートのpkg版は以下のリンクからダウンロード可能で、同じくCVE-2020-9859脆弱性の影響を受けるmacOS 10.13 High Sierraのセキュリティアップデート 2020-003もBuild 17G13033から17G13035へ更新されているので、まだアップデートを適用していない方はチェックしてみてください。
Version Build |
macOS 10.13 High Sierra |
macOS 10.14 Mojave |
macOS 10.15 Catalina |
---|---|---|---|
2019年07月29日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G8030 |
macOS 10.14.6 18G87 |
リリース前 |
2019年09月26日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G8037 |
macOS 10.14.6 18G103 |
macOS 10.15.0 19A583 SP(19A602/19A603) |
2019年10月29日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G9016 |
macOS 10.14.6 18G1012 |
macOS 10.15.1 19B88 |
2019年12月10日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G10021 |
macOS 10.14.6 18G2022 |
macOS 10.15.2 19C57 |
2020年01月28日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G11023 |
macOS 10.14.6 18G3020 |
macOS 10.15.3 19D76 |
2020年03月24日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G12034 |
macOS 10.14.6 18G4032 |
macOS 10.15.4 19E266 |
2020年04月08日の 追加アップデート |
– | – | macOS 10.15.4 19E287 |
2020年05月26日の アップデート |
macOS 10.13.6 17G13033 |
macOS 10.14.6 18G5033 |
macOS 10.15.5 19F96 |
2020年06月01日の 追加アップデート |
macOS 10.13.6 17G13035 |
– | macOS 10.15.5 19F101 |
macOS 10.15.5 アップデート
- Download macOS Catalina 10.15.5 Update Update (3.0 GB) – Apple
- Download macOS Catalina 10.15.5 Combo Update Update (4.8 GB) – Apple
- Download macOS Catalina 10.15.5 Supplemental Update (1.02 GB) New – Apple
セキュリティアップデート2020-003
- Download Security Update 2020-003 (High Sierra) Update (2.11 GB) – Apple
- Download Security Update 2020-003 (Mojave) (1.68 GB) – Apple
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