macOS 10.15 CatalinaでもGatekeeperのチェックなしに未署名のアプリを起動するオプションは残っているようです。詳細は以下から。
AppleはWWDC 2019にて、2019年秋にリリースする「macOS 10.15 Catalina」でGatekeeperの機能を強化し、Appleの公証サービスのチケットチェックやNSTask/execにもその範囲を広げますが、
このmacOS 10.15 CatalinaでもAppleが2016年にリリースしたmacOS 10.12 SierraからGUI的に廃止した「(App Store外からダウンロードした)すべてのアプリケーション(の実行)を許可」するオプションを利用することが出来るそうです。
Gatekeeperにすべてのアプリの実行を許可する
macOS Sierraでシステム環境設定アプリの[セキュリティとプライバシー] → [一般]タブから消えた「すべてのアプリケーションを許可」するオプションは以下の”spctl”コマンドで確認&許可可能で、
- Gatekeeperのステータス確認
spctl --status
spctl --master-disable
spctl --master-enable
これを有効にしておかないと、拡張されたGatekeeperによりFirefoxのアップデーターなど一部のアプリ(NSTask/exec)が実行できない問題が確認されているので、macOS Catalinaを試される方は注意してください。
Problem between @firefox and macOS Catalina (FF 67.0.3 / macOS 10.15 beta 2) pic.twitter.com/TGMuw8ZusA
— Ju 👨🏻💻 (@JulienDucos) 2019年6月19日
Catalina still offers “Allow apps downloaded from anywhere” if you use the terminal.
sudo spctl –master-disable
(Firefox updater stopped working without) pic.twitter.com/6EKPMH8VyB
— Peter Steinberger (@steipete) 2019年7月1日
おまけ
AppleはGatekeeperを無効にすることなく、特定のアプリのみをGatekeeperのチェック無しに許可するオプションをコンテキストメニューの[開く]に実装していますが、アップデーターなどはこれができないため、上記のオプションを利用する必要があります。
コメント
許可するコマンドと許可しないコマンドが逆ではありませんか?
許可するコマンドと許可しないコマンドが逆ではありませんか?
>>1-2
ご指摘ありがとうございます。
spctl –master-enableとspctl –master-disableの箇所が逆でしたので27日人修正しましたが、
Wordpressのキャッシュを1日1回のアップデートにしているので、修正されるまでもう少し時間がかかると思います。
教えてもらえたらとっても助かります!
mac os big sur なのですが、
master diasbleにするとことまでやっと辿り着いたものの
すべてのアプリケーションが許可の項目が出てきません。
なにか手立てはありますか。
教えてもらえたら嬉しいです。
すべてのアプリケーションを許可の項目を出したいのですが、
master –disableになっても、
上記の項目がでてきません。
なにか手立てはありますでしょうか。
プライベートの部分を開いたら出てきました!!
助かりました。
どうもありがとうございます。