画像のORC処理や表のMarkdown化、DOIリンク処理をサポートし、EvernoteやDEVONthinkなどへの書き出しが可能な研究者向けのMac用PDFリーダー「Highlights」がiPhone/iPadに対応しています。詳細は以下から。
Highlightsはノルウェー科学技術大学の生物物理学のPhDだったJonas Ribeさんが2014年に公開したMac用PDFリーダーで、PDF内にある画像とそのキャプションの抽出やOCR、表のCSV、データのMarkdown化、DOIリンクのメタデータの取得など、主に研究者向けの機能を搭載していますが、このHighlightsのiPhone/iPad版がリリースされています。
Say hello to the all new Highlights – now available on iPhone, iPad and Mac. Three new apps being released at once. You can download them all and start using them for free today from the App Store
The PDF Reader for Research – Highlights
Highlights for iPhone/iPad
iPhone/iPad版のHighlightsはテキストや画像のアノテーションの抽出や、画像/表データのOCR処理機能、画像をPNG、表をCSV、引用をBibTeX形式でコピーできるSmart Copy機能、引用論文などのBOIリンクのメタデータを自動的に取得するLookup Citations機能、
iOSのファイルアプリとの連携やPDFファイルをMarkdownやHTML、TextBundleはもちろん、UlyssesやEvernote、Bear、DEVONThink、Keep It、Apple Notesなどのデジタルノートアプリへ書き出すことが可能となっています。
また、iPadではiPadOSのマルチウィンドウやApple Pencil、キーボードショートカットとナビゲーションにも対応し、アプリは無料で提供されており、OCRやSmart Copy機能などのPro機能を利用するにはアプリ内課金で年間2,700円のサブスクリプションに登録する必要がありますが、Appleが2020年03月から開始したユニバーサル購入に対応しているため、年間2,700円または月間300円でMacやiPad、iPhoneのクロスプラットフォームで全ての機能を利用できます。
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