macOS 10.15.4 Catalinaではアクセシビリティの新機能として、FaceTimeカメラなどを利用しユーザーの頭の動きとマウスポインターの動きを連動させる「ヘッドポインタ」が利用できるようになるようです。詳細は以下から。
Appleは2018年にリリースしたiOS 12で、ARアプリケーション用フレームワーク「ARKit 2」を導入し、iPhoneやiPadのFace IDを利用してユーザーの顔や目の動きをトラッキングする「Face/Gaze Tracking」や舌を検知する「Tongue Detection」をサポートしましたが、
Guilherme Ramboさんによると、Appleが現在開発者やPublic Betaテスター向けに公開している「macOS Catalina 10.15.4 beta」では、Macに搭載されているFaceTime HDカメラを利用し、ユーザーの頭の位置とマウスポインターを連動させる「ヘッドポインタ」機能がアクセシビリティに追加されているそうです。
New “head pointer” accessibility feature in 10.15.4. Control the cursor with head movements. pic.twitter.com/VJuZ2JR503
— Guilherme Rambo (@_inside) February 5, 2020
ヘッドポインタ機能
ヘッドポインタ機能は、アクセシビリティのポインタコントロールの代替コントロール機能の1つとして提供され、MacのFaceTimeカメラはiPhoneやiPadのTrueDepthカメラほど高精度ではないため、ユーザーの目線(注視)を追うのではなく、大まかな頭の動きや顔の向きとマウスポインターが連動するようになっているようで、ポインターの速度やポインターが動き出す頭の移動量などもサポートされるようです。
AppleはmacOS 10.12 Sierraからマウスが操作が難しいユーザーのために、ヘッドやアイトラッキング機能が利用できる「TrackerPro」などのサードパーティ・カメラを追加することで、マウスポインタを移動しポインタが一定時間停止しているとその場所でクリックやスクロールといったアクションを実行する「滞留コントロール (Dwell Control)」を導入していますが、
ヘッドポインタ機能が導入されれば、MacBookだけヘッドポインタと滞留コントロールを利用してマウス操作を必要としない操作環境を作り出すことができそうです。
コメント
マウスポインタを動かすのはほぼ意味がなさそうだが、これがOSで標準装備になるとTrackIRなゲームで使えそう
昔々Mac Plusの頃にもサードパーティーが売ってたよね。九十九だったかイケショップだったかに展示されてた。