リリースから30周年を迎えたMac用FTPクライアント「Fetch」が64-bit化され、macOS 10.15 Catalinaやダークモードに対応。

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2019.12.09

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　リリースから30周年を迎え、64-bit化＆macOS 10.15 Catalinaに対応したMac用FTPクライアント「Fetch v5.8」がリリースされています。詳細は以下から。

　Fetch SoftworksのJim Matthewsさんは現地時間2019年12月09日、1989年から開発を続けているフロッピーディスクを加えた犬のアイコンが象徴的なMac用FTPクライアント「Fetch」を64-bit化し新たに「Fetch v5.8」としてリリースしたと発表しています。

Fetch 5.8, the 64-bit version of Fetch, is now available for download. The primary feature of this release is compatibility with macOS 10.15 Catalina.

Fetch 5.8 offers compatibility with macOS 10.15 Catalina — Fetch

　Fetchの64-bit化についてはJimさんが今年09月、Fetch v5.7のCarbonのUIをCocoaへポートし64-bit化することに成功し、一度は開発終了を考えていたFetchをmacOS 10.15 Catalinaへ対応させられる兆しが出来たとしてBetaテスターを募集していましたが、本日そのFetch v5.8が正式にリリースされたそうで、接続処理中にマウスカーソルが犬の形になり走り回る機能もそのまま残っています。

AppleScriptやAutomator、Build-In StuffItやZipアーカイバなどFetch v5.7以前でサポートしていた一部機能はFetch v5.8では非対応で、今後のアップデートで対応していくそうです。

　Fetch v5.8からはシステム要件がmacOS 10.13 High Sierra以上に引き上げられていますが、v5.8は64-bitアプリとしてmacOS 10.15 Catalinaに対応しただけではなく、macOS 10.14 Mojave以上でダークモードにも対応しており、これまで通りFTP/SFTP/FTP with TLS/SSLをサポート。

Fetch 5.8 is a free update if you purchased your Fetch license after January 28, 2009; otherwise an upgrade is $10, and a new license is $29. Fetch 5.8 requires macOS 10.15 Catalina, 10.14 Mojave or 10.13 High Sierra.

Fetch 5.8 offers compatibility with macOS 10.15 Catalina — Fetch

　Fetch v5.8の価格はシングルライセンスが29ドルとなっていますが、2009年01月28日以前にライセンスを購入された方にはアップグレード価格として10ドルが提示されており、Fetch v5.5または01月28日以降にライセンスを購入された方は無償アップグレード可能で、15日間利用可能なトライアル版も公開されているので、アヒルやトラック、フォークリフトより犬の方が好みの方は公式サイトをチェックしてみてください。