macOS 10.15 CatalinaへアップグレードしたGPU搭載のMacでスリープから復帰後に画面が映らなくなったり、iMacがクラッシュを繰り返す、Mac miniに接続されたeGPUからの映像が真っ白になる不具合が報告されています。詳細は以下から。
AppleはiMacやMacBook Proの上位モデルにRadeon dGPUを搭載し、macOS 10.13.4 High SierraからはThunderbolt 3接続でeGPUをサポートしていますが、これらのGPUを搭載/接続したMacをmacOS 10.15 Catalinaへアップグレードしたところ、以下のような不具合が確認されているとしてApple Support CommunitiesのユーザーやベンダーがmacOS Catalinaへアップグレードしないように注意を促しています。
macOS CatalinaとGPU関連の不具合
dGPUを搭載したiMacやMacBook Pro
Radeon Pro VegaシリーズなどのdGPUを搭載したiMac (27-inch)やMacBook Pro (15-inch)ではmacOS 10.15 Catalinaアップグレード後、スリープから復帰させた時に「Macが再起動しました」というメッセージが表示され、Macが再起動していることがあると250人近いユーザーが報告しており、
I have a 2019 iMac (Core i9, 64GB of RAM, Radeon Pro Vega 48, 2TB SSD) that I upgraded to Catalina. I thought everything was working fine until I stepped away from my computer for about half an hour and came back to the log in screen; upon logging in, it said my computer had restarted.
iMac keeps crashing after Catalina upgrade
MacBook Proの場合はバッテリー駆動時間を伸ばすためにシステム環境設定に設けられている「グラフィックスの自動切り替え(Automatic graphics switching)」を有効にしておくとdGPU/iGPUの切替のタイミングで画面が真っ黒になるという報告がされています。
- black screen in Catalina – Apple Community
- iMac keeps crashing after Catalina upgrade – Apple Community
- macOS constantly crashing and restarting machine – Apple Community
Mac miniとeGPU
また、AppleがmacOS 10.13 High Sierra発表とともに発売したeGPU開発者用キット「External Graphics Development Kit」にも採用されているThunderbolt 3対応のeGPUエンクロージャー「eGFX Breakaway Box」を開発&販売しているアメリカの周辺機器メーカーSonnetは現地時間2019年10月13日、macOS 10.15 Catalinaと同社製品の互換性情報を公開するとともに、現在macOS CatalinaへアップグレードしたMac mini (2018)でeGPUの複数の問題が報告されているとして、ユーザーに対しアップグレードを行わないように警告しており、
Do not update a 2018 Mac mini to Catalina if you intend to use an eGPU. 2018 Mac mini users have reported a number of issues with Catalina with an eGPU.
macOS Catalina Compatibility – Sonnet
Apple Support CommunitiesやeGPU.ioフォーラムでもRadeon RX580/RX570 eGPUからの映像が真っ白になるという報告が出ているので、Mac mini (2018)ユーザーの方も注意してください。
おまけ
macOS 10.15 CatalinaへアップグレードしたMac mini (2018)ではHDMIポートからの出力が特定の解像度で出力されない不具合も報告されており、Appleは「macOS Catalina 10.15.1 beta 1」のリリースノートからAMD Navi RDNAアーキテクチャーeGPUのサポートを削除しているので、Mac mini (2018)+eGPUユーザーはmacOS 10.15.2ぐらいまでアップグレードを控えたほうがいいかもしれません。
コメント
インボックスドライバの品質管理もまともにできないんだから、締め出しとかしなきゃいいのに。
なんとも、、、他の不具合含めて今回はかなりひどい。
個人的に一番ひどいと感じたのはメールデータ消失ではあるけど。
iOS13では長年蓄積したリマインダーが消えたし、、、
Mac mini(2018)のHDMI接続だけど暫く文鎮にしておきます。
外部にサンダーボルトディスプレイの接続状態で、iMacの本体の輝度が自動になっていると外付けディスプレイは輝度じゃなくてコントラストが激落ちする。そして再起動まで治らない。
これもおかしい。Safariで複数ウインドウを開いていると1画面がクラッシュするかフリーズ。
MacMiniはHDMIディスプレイを認識しなくなるか起動時に画面が真っピンクになって、ログインするまで治らない。メールを立ち上げるとかなりの確率でCPU使用率が異常に高い状態が続く。
今回のOSアップデートはバグいっぱい。
うん。
昨日アップデートしてもーたわ。
Mac mini・OWCのeGPU(Vega56)使ってるけど、今のところ不具合ないかな。
ただ、スリープ復帰時にウインドウがバラバラになってる。
eGPUが関係しているのかどうかわからないけど。
昨夜私もアップグレードして、今日楽しみにしていていたけど、、、、。、
Mac mini (2018) + RX580 を使っているけど、問題は起きていません。
ただ、eGPUエンクロージャのPSUを換装しているので電源まわりは普通ではない・・・
Mac mini は 特定条件でHDMI出力ができない問題もあるので、グラフィックまわりがぼろぼろ。今は何事もなく使えているけど、今後どうなのか、不安と後悔がある。
知らずにMac mini(2018)アップデートしたら、eGPU(Breakaway Box + RX580)の電源落ちた。
eGPUの方の電源入れ直したらとりあえず映ったから様子見かな。
Macbook Air 2019でもスリープ後復帰すると再起動していることがよくある。
スリープ時間が長いと特に起こりやすい気がする。
Mac mini2018にVega56指していて、特に問題ないや〜って思っていたんですが、
そもそもeGPU働いてない感じ、
FCPXとか使っていると、CPU内蔵で処理しているみたいでめちゃ遅くなった感じ。