Apple、ベクターシンボル「SF Symbols Beta 2」のリリースに合わせてHuman Interface Guidelinesをアップデート。Use As-Isリストから一部のシンボルが外れる。

SF Symbols Beta 2 Apple
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 Appleがベクターシンボル「SF Symbols Beta 2」のリリースに合わせてHuman Interface Guidelinesを更新しています。詳細は以下から。

SF Symbols

 Appleは現地時間2019年08月21日、macOS 10.12 SierraからXcodeやターミナルに採用していた等幅フォント「SF Mono」を開発者向けに公開し、WWDC 2019で発表したベクターベースのシンボル「SF Symbols」をBeta 2へアップデートしましたが、そのSF Symbols Beta 2のリリースに合わせて更新されるはずだった「Human Interface Guidelines (以下、HIG)」が先程遅れて更新されたそうです。

SF Symbols Beta 2

変更点

 更新されたHIGにはSF Symbolsを利用する際のライセンスはXcodeおよびApple SDKのライセンス(使用許諾契約書)に従うことや、アプリのアイコンやロゴ、その他商標にSF Symbolsを利用してはならない等の注意事項が更新&追記されています。

SF Symbol license agreements

IMPORTANT
All SF Symbols shall be considered to be system-provided images as defined in the Xcode and Apple SDKs license agreements and are subject to the terms and conditions set forth therein. You may not use SF Symbols—or glyphs that are substantially or confusingly similar—in your app icons, logos, or any other trademark-related use. Apple reserves the right to review and, in its sole discretion, require modification or discontinuance of use of any Symbol used in violation of the foregoing restrictions, and you agree to promptly comply with any such request.

SF Symbols – SF Symbols – Human Interface Guidelines – Apple Developer

 また、Appleは一部のSF SymbolsをユーザーがSketchやIllustratorなどのアプリを利用してカスタマイズ&自身のアプリ内で利用することを認めていますが、その際の注意点などをまとめた開発者向けドキュメントCreating Custom Symbol Images for Your Appが新たに公開されており、

Creating Custom Symbol Images for Your App

加えて、AirPlayやARKit, iCloudサービス, FaceTimeアプリなどAppleOSの中で利用されユーザーがカスタマイズしてはいけない「Use As-Is」シンボルから書籍、電話、電子メールを除外したとMike Sternさんがコメントしています(As-Isリストのdiffはこちらで、Messagesアプリのシンボルが4つ追加されています)。

AppleのUse As-Isシンボル

クリックで拡大

 Use As-IsシンボルはSF Symbolsアプリでも確認できるようになっており、Beta 2では以上の通り書籍や電話、電子メール系のシンボルから(i)アイコンが消えているので、開発者やデザイナーの方はチェックしてみてください。

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