新しいMetalエンジンを採取し、Mac Pro (2019)をサポートした「Final Cut Pro 10.4.7」でメニューが歪んだり予期しない色が表示され、他のアプリにも影響を与える可能性のある不具合。

Final Cut Pro X v10.4.7アップデートの不具合 Apple
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 新しいMetalエンジンを採取し、Mac Pro (2019)をサポートした「Final Cut Pro 10.4.7」でメニューが表示されなかったり予期しない色が表示される不具合が起こることがあるそうです。詳細は以下から。

Final Cut Pro Xのアイコン

 Appleは現地時間2019年10月07日、新しいMetalエンジンを採取し、Mac Pro (2019)でのマルチGPUやPro Display XDRをサポートした「Final Cut Pro 10.4.7」をリリースしましたが、このFCP v10.4.7アップデート後、アプリを起動&利用しようとするとアプリのメニューが歪む/フラグメンテーションが発生したり、透過やマゼンタ/ペールグリーンなど予期しない色が出る不具合があるそうです。

After updating Final Cut Pro X 10.4.6 to version 10.4.7, when the program is launched, opening any menu causes graphic card artifacts (it breaks the image on the entire screen).

YouTubeより

 この不具合はApple Support CommunitiesYouTubeTwitterVLC media Playerのフォーラムで報告されており、Appleが先程公開したサポートドキュメントによると、この不具合はFCP v10.4.7アップデート後に発生し、Finderや他のアプリにも影響を与える(VLCフォーラムで報告されている不具合がその不具合に近いようです)可能性があるそうで、

Final Cut Pro X v10.4.7アップデートの不具合

When opening Final Cut Pro after updating to Final Cut Pro 10.4.7, menus may appear distorted and fragmented. They might also be transparent, or colored magenta, pale-green, or other unexpected colors. This can also affect other app or Finder menus.

If Final Cut Pro X menus appear distorted and colorized – Apple Support

Appleはこの不具合に対し、もしシステム環境設定アプリの[アクセシビリティ] → [ディスプレイ]で「透明度を下げる」のオプションが有効になっていたら、無効(選択を解除)することで不具合が修正される可能性があると記載しているので、アプリのメニューが乱れる方は試してみてください。

Accessibilityの透明度を下げる

おまけ

 AppleはmacOS 10.15 CatalinaへアップグレードしたMacでプロジェクトを開くとFCPXがプロジェクトのレンダリングを始める、またはサムネイルやオーディオの波形が表示されない不具合を確認しているので、今後アップデートが行われると思われます。

If Final Cut Pro X projects aren't rendered after updating to macOS Catalina

コメント

  1. 匿名 より:

    歪むだり → 歪んだり
    だと思います。

    • applech2 より:

      ご指摘ありがとうございます。
      先程修正したので朝方には修正されていると思います。
      歪むだり → 歪んだり

  2. 匿名 より:

    こういったグラフィック関連の不具合ある限りいくら高スペックなプロマシン作っても意味ないよな。いつ、気づいてくれるのか…。

  3. 匿名 より:

    なんで自社製のアプリでこんなに不具合がでるんだ?

  4. 匿名 より:

    Mojave + iMovieで同様の症状が出てたんですが、解消できました。助かりました!

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