システム要件に満たないMacに最新のmacOSをインストールできる「macOS Patcher」がmacOS 10.15 Catalinaに初期対応。

macOS Patcher macOS 10.15 Catalina
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 システム要件に満たないMacに最新のmacOSをインストールできる「macOS Patcher」がmacOS 10.15 Catalinaに対応しています。詳細は以下から。

macOS Patcher

 AppleはWWDC 2019で次期Mac用OS「macOS 10.15 Catalina」を発表し、開発者向けにBeta版を公開しました。このmacOS CatalinaへアップグレードできるMacはMac Pro以外macOS Mojaveと同じですが、macOS High Sierraをサポートしている2009~2011年以降のMetal非対応のMacが非サポートとなります。

macOS 10.15 Catalinaのシステム要件

macOS 10.12 Sierra
macOS 10.13 High Sierra
macOS 10.14
Mojave
macOS 10.15
Catalina
MacBook Late 2009以降 2015以降
MacBook Air Mid 2010以降 2012以降
MacBook Pro Late 2010以降
Mac mini Mid 2010以降
iMac Late 2009以降
iMac Pro macOS 10.13.2以降 2017以降
Mac Pro Mid 2010以降 Mid 2010
Mid 2012以降
2013以降

 スイスのJulian Marius FairfaxさんはCollin(@dosdude1)さんらと協力し、この様な最新のmacOSのシステム要件から外れたMacに最新のmacOSをインストールするコマンドラインツール「macOS Patcher」を開発していますが、このmacOS Patcherがv2.3アップデートで、macOS 10.15 Catalinaに初期対応したそうです。

macOS Patcher

Release notes for macOS Patcher 2.3:

  • Improve version checking code.
  • Add MacBook4,1 AirPort patch
  • Add MacBookPro6,2 10.14.5+ dual GPU patch
  • Add 10.14.6 patch support

Developer information:
This release will serve as the base for macOS Patcher 3 testing and development, which will include macOS 10.15 Catalina support.

rmc-team/macos-patcher: Command line tool for running macOS on unsupported Macs – GitHub

 macOS PatcherはCollinさんのGUI版Patcherとは違いコマンドラインツールですが、macOS Catalinaのインストーラーにパッチを当てることでシステム要件を満たしていないMacにもCatalinaをインストールできるそうなので、システム要件から外れたMacをお持ちの方は試してみてください。

ただし、macOS 10.15 Catalinaでは32-bitアプリが完全に終了ほか、Gatekeeperの強化システムボリュームがRead-Only化など、macOS Mojaveと比べてあえて古いMacを使い続ける方にはあまりメリットが無いように思います。

コメント

  1. 匿名 より:

    まあ古いMacは性能は落ちるが使えているうちはセキュリティアップデートもあってほしい
    そういう層には必要だよ

  2. 匿名 より:

    >Collinさんの「GPU版」Patcherと
    「GUI版」かな?

    • applech2 より:

      ご指摘の通りGUIです。先程修正したので昼頃には修正されていると思います。

  3. 匿名 より:

    まーさか、Mac Pro Mid 2012すら切るとはなぁ

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