システム要件を満たしていないMacにもmacOS Mojaveのインストールを可能にするパッチ「macOS Mojave Patcher」がmacOS 10.14.4 Mojaveに対応しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年03月25日、macOS Mojave 10.14.4 Build 18E226アップデートをリリースし、同時にMac App Storeで公開しているmacOS MojaveのインストールアプリをmacOS 10.14.4へアップデートしましたが、
このバージョンからはインストールプロセスが変更されたため、以下のシステム要件を満たしていないMacにもMojaveのインストールを可能にするパッチ「macOS Mojave Patcher」が利用できなくなったそうです。
システム要件 | macOS 10.12 Siera |
macOS 10.13 High Siera |
macOS 10.14 Mojave |
---|---|---|---|
MacBook | Late 2009以降 | Early 2015以降 | |
MacBook Air | Mid 2010以降 | Mid 2012以降 | |
MacBook Pro | Mid 2010以降 | ||
Mac mini | Mid 2010以降 | Late 2012以降 | |
iMac | Late 2009以降 | ||
iMac Pro | macOS 10.13.2 High Sierra (17C2111)で発売 |
2017以降 | |
Mac Pro | Mid 2010以降 | Metalと互換性のある GPUを積んだ2010/2012のMac Pro |
macOS Mojave Patcher v1.3
これに対し、macOS Mojave Patcherを開発&公開しているCollinさんはこのパッチ(アプリ)をアップデートし、macOS 10.14.4のインストーラーに対応すると共に、Metal非対応GPUで発生していたアクセレーションの問題と、
2008~2009年製のMac miniやMacBook Airなどに採用されていたBroadcomのWi-Fiモジュール「BCM4321」をサポートし、以前のパッチではMojaveアップグレード後にWi-Fiが利用できなくなっていたMacでもWi-Fiをサポートしたそうなので、古いMacをお使いの方でMojaveを利用したい方やセキュリティアップデートを受け取りたい方は試してみてください。
1.3.0 – 3/25/2019
- Added support for Mojave version 10.14.4
- Fixed an issue with graphics acceleration on non-Metal GPUs
- Added support for previously unsupported Broadcom BCM4321 WiFi modules
- Includes a new Patch Updater version that introduces a new Patch integrity check feature.
Changelogより
- macOS Mojave Patcher – dosdude1
コメント
ウチのMac mini late2009はEl Capitanどまりで、最新のKasperskyやOffice365がサポートされない状況。
課題だった無線LANがサポートされたのなら、入れてみようかな。
中村と申します、大変参考にさせて頂いています。2011年MacBook AirにMojaveにパッチを当てインストールできたのですが、Update画面で[「Installing Legacy Video Card Patch…」がインストール失敗になります。「Error an error occured while installing updates(-1)」と表示されてます。これは何が原因でしょうか?他の項目は問題なくupdateできました。何度やっても失敗でよくわかりません。