Mac用バックアップユーティリティ「Carbon Copy Cloner」がApple T2チップを搭載したMacでBoot不可能なバックアップを作成する設定に警告を表示。

Carbon Copy Cloner v5.1.7 アプリ
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

 Mac用バックアップユーティリティ「Carbon Copy Cloner」がApple T2チップを搭載したMacでBoot不可能なバックアップを作成する設定に警告を表示するように最適化されたそうです。詳細は以下から。

Carbon Copy Clonerのアイコン。

 システムボリュームの完全なクローンやバックアップのスケジューリングが出来るMac用バックアップツール「Carbon Copy Cloner(以下、CCC)」を開発&販売している米Bombich Software, Inc.は現地時間2018年12月13日、新たにリリースしたCCC v5.1.7でApple T2チップを搭載したMacでBoot不可能なバックアップをユーザーが作成しようとした場合に警告を表示する機能を追加したそうです。

Carbon Copy Cloner v5.1.7

Carbon Copy Cloner 5.1.7
December 13, 2018
・CCC will now proactively warn about configurations specific to T2 Macs that will produce non-bootable results, and configurations that will lead to problems with enabling encryption or modifying Startup Security settings.

リリースノートより抜粋

 AppleはApple T2チップを搭載したMacで3つのセキュリティ機能「Secure Enclave」、「Storage Encryption」、「Secure Boot」採用し、MacのセキュリティをiOSデバイス並みに強化していますが、Bombichによると、このT2の仕様/または不具合としてAPFSの公開によりレガシィフォーマットとなったHFS+/Mac OS拡張でフォーマットされたボリュームをFileVaultで暗号化すると、その外部ボリュームを利用したBootがApple T2を搭載したMacで不可能となっているそうで、

CCCとApple T2

注意:弊社のテストでは、AppleのT2コントローラーチップを搭載したMacは暗号化された、Mac OS拡張フォーマットされた、外部ボリュームからは起動できないことが確認されています。外部ボリュームから起動することは、一般的に問題ありませんが、もし外部ディスクがAppleのレガシーHFS+、Mac OS拡張フォーマットでフォーマットされている場合、そのボリュームでFileVaultを有効にすると、それが起動不能になります。

CCC v5.1.7のヘルプより

CCC v5.1.7ではこの様なバックアップを作成しようとした場合に、Apple T2を搭載したMacでBootボリュームとして利用できませんという警告を表示しするようにしたそうなので、ユーザーの方はアップデートしてみてください。

ちなみに、CCCはv5.1アップデートまでにAPFSフォーマット・ボリュームへのバックアップAPFSスナップショットの管理に対応しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました