NVIDIA、macOS 10.14 MojaveへアップグレードしたMacでNVIDIA GPUのパフォーマンス低下やCUDAが利用できない問題に対してコメント。

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 NVIDIAがmacOS 10.14 MojaveへアップグレードしたMacでNVIDIA GPUのパフォーマンス低下やCUDAが利用できない問題に対してコメントしています。詳細は以下から。


 Appleは現地時間2018年09月24日にリリースしたmacOS 10.14 Mojaveで、各アプリがAMD系のeGPUを優先的に利用できるようアプリケーションの情報パネルに[✅外部GPUを優先]オプションを追加しましたが、対してこれまで自社製のWebドライバを公開してきたNVIDIAからmacOS Mojaveに対応したGPU/CUDAドライバが現在もリリースされていないため調べていたところ、NVIDIAから以下のようなコメントが出ていました。

NVIDIA CUDA 10 and macOS 10.14

NVIDIAのWebドライバ

 NVIDIAのDevtalkコミュニティーマネージャのTomさんは現地時間2018年10月18日、同社のサポートフォームでコメントし、macOS 10.13 High Sierraから10.14 MojaveへアップグレードしたNVIDIAグラフィックスカードを搭載のMacで予期しないレンダリングやパフォーマンスの低下が発生しているというレポートを受け取っているが、AppleはmacOS Mojaveでグラフィックドライバを完全にコントロールしているため対応できていないそうで、

FAQ about MacOS 10.14 (Mojave) NVIDIA drivers

Developers using Macs with NVIDIA graphics cards are reporting that after upgrading from 10.13 to 10.14 (Mojave) they are experiencing rendering regressions and slow performance.

Apple fully controls drivers for Mac OS. But if Apple allows, our engineers are ready and eager to help Apple deliver great drivers for Mac OS 10.14 (Mojave).

Sincerely,
The Team at Nvidia

FAQ about MacOS 10.14 (Mojave) NVIDIA drivers – NVIDIA

Appleが許可すればNVIDIAのエンジニアチームはmacOS Mojave用のドライバを提供する用意があり、NVIDIAのCUDAチームも同様で、CUDAのプロマネのRamaraoさんはCUDAを利用している開発者はこのままmacOS 10.13.6とXcode 9.4を利用してmacOS 10.14 Mojaveへアップグレードしないことを勧めています。

CUDA 10 and macOS 10.14

Apple’s recently released macOS 10.14 (Mojave) does not support CUDA. For CUDA developers who are on macOS 10.13, it is recommended to not upgrade to Mojave. Developers may not be able to use Xcode 10 to build GPU applications or run CUDA applications. Both macOS 10.13.6 and Xcode 9.4 support CUDA and work great with CUDA 10. NVIDIA is working with Apple to get Mojave to support CUDA.

CUDA 10 and macOS 10.14 – NVIDIA

ユーザーの中にはAppleがOpenGL/CLをレガシィAPIとしてmacOS 10.14 Mojave/iOS 12で非推奨[1, 2]とし、オーバーヘッドが少なく効率の良い同社のグラフィックスAPI「Metal」へコードベースを移していることが原因ではないかと予想している方もいるようですが、現在のところ正規の方法でNVIDIA GPUのパフォーマンスをmacOS MojaveのMacで引き出すのは難しいようです。

追記

 NVIDIAは現地時間2019年11月17日、CUDA v10.2 (ToolKit&NVIDIAドライバ)をmacOSをサポートする最後のアップデートとし、次期アップデートはmacOSをサポートしないと発表しました。

Support for macOS will not be available starting with the next release of CUDA.

コメント

  1. 匿名 より:

    開発能力無いくせに自社でやろうとせずに
    素直にNVIDIAに任せて置くべき。

  2. 匿名 より:

    長らく純正では出てないし公式なサポートもないからCUDA使う層はとっくに他のOSに移ってると思う。

  3. 匿名 より:

    Appleが公式サポートしていない物を組み込んで無理矢理動かそうとするのがおかしいのでは?
    どうせゲームでしょ?
    そういう事はWinでやればいい

    • 匿名 より:

      少しも調べずにコメントする人間=仕事出来ない人間

    • 匿名 より:

      CUDAでゲーム連想出来ちゃう人尊敬する。お幸せに!

    • 匿名 より:

      開発畑にいるマカーならNVIDIA=ゲームを連想するのもわかるけど、ゲームをする人ならそもそもこの議論に参加してないっしょ。ワイもゲーム用にPC別に用意してるで

  4. 匿名 より:

    肝心のハイエンドユーザー向け機能がグダグダやないかーいwwwつか新しいMacBook ProがNVIDIA対応じゃなかったのがなあ……

  5. 匿名 より:

    グラフィックはいいからCUDAは使えるようにしてくれ。困る。

  6. 匿名 より:

    NVIDIAを買収すればいいんじゃないかな←

  7. 匿名 より:

    こういう事が減らない限りMacのシェアは増えないだろうな。
    メジャーバージョンアップの度にコア技術をころころ変えて不具合出されちゃあ趣味ならいいんだろうけど業務では使えない。

  8. 匿名 より:

    自由にドライバすら作れないのはOSとして話にならんよなぁ。

  9. 匿名 より:

    タッチバーとかT2とかも含めて、余計なことばかりでうんざり。
    これでCPUも変わったら、存在価値がゼロ!

  10. 匿名 より:

    ビデオエンコーダー(h264_videotoolbox)とか結局Radeon使わずにIntelGraphicsで処理しているので、DiscreteGPUがあまり活用できていない点からしてもPro系列の主ターゲットを逃してる気がする。数年年経ってもマトモにならない現状から察するに、結局GPU環境も、GoogleMapアプリとAppleのMapアプリと同じ関係で他社製品に頼らないとマトモじゃない気がする。

  11. 匿名 より:

    (nVidiaの)eGPUはそもそも非公式だからやむなしだが、MacPro2010でnVidiaのGPU使ってる人は多そうなのにな…

  12. 匿名 より:

    MacPro2010、2012ユーザーはNvidiaのグラフィックカードをRadeon RX580に換装するのがベストという話を聞きましたが、肝心のAdobe PremiereProCCはRX580に対応する予定は無いということでベストではないです。RX580は高性能ですが、導入した方の使用目的がよくわかりません。

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