Apple、古いMac向けにWebKitのゼロデイ脆弱性やIntel Mac固有の脆弱性を修正した「macOS 15.7.3 Sequoia」と「macOS 14.8.3 Sonoma」、「Safari 26.2」をリリース。

macOS 15.7.3 Sequoia macOS 15 Sequoia
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 Appleが古いMac向けにWebKitのゼロデイ脆弱性やIntel Mac固有の脆弱性を修正した「macOS 15.7.3 Sequoia」と「macOS 14.8.3 Sonoma」、「Safari 26.2」をリリースしています。詳細は以下から。

macOS 15 Sequoia

 Appleは現地時間2025年12月12日、Mac向けにミュージックやポッドキャスト、ゲームアプリを強化し、暗い場所でビデオ会話中のユーザーの顔を明るく照らすエッジライト機能を追加したmacOS 26.2 Tahoe (25C56)」などを正式にリリースしましたが、

macOS 26.2 Tahoe (25C56)

macOS 26.2 Tahoe (25C56)

同時に、macOS Tahoeのシステム要件から外れたIntelチップ搭載のMacBook AirやMac mini、macOS Tahoeへのアップグレードを控えるユーザー向けに、複数の脆弱性を修正した「macOS 15.7.3 Sequoia (24G419)」「macOS 14.8.3 Sonoma (23J220)」、および「Safari 26.2」アップデートをリリースしています。

macOS 15.7.3 Sequoia

このアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

リリースノートより

 Appleが公開したセキュリティコンテンツによると、macOS 15.7.3SequoiaとmacOS 14.8.3 SonomaではCVEベースで27件の脆弱性が修正されており、中には悪意のあるアプリによりroot権限が取得されてしまう可能性のあるKernelの脆弱性や、Macを古い状態に戻すことで脆弱にするIntel Mac固有のダウングレード攻撃などが対策されており、

Apple security releases

Apple security releases

さらに、Safari 26.2では11件の脆弱性が修正され、うち2つの脆弱性はGoogleの脅威分析グループによて発見された、悪意のあるWebコンテンツを処理すると任意のコードが実行される可能性のある脆弱性で、Appleはこの脆弱性が特定の個人を標的とし実際に悪用されたという報告を認識しているそうなので、SequoiaやSonomaユーザーの方は時間を見つけてアップデートすることをおすすめします。

About the security content of Safari 26.2

2025年12月12日のソフトウェアアップデートと修正された脆弱性の数

Build CVE
iOS/iPadOS 26.2 23C55 26件
iOS/iPadOS 18.7.3 22H217 21件
macOS Tahoe 26.2 25C56 48件
macOS Sequoia 15.7.3 24G419 27件
macOS Sonoma 14.8.3 23J220 22件
tvOS 26.2 23K54 10件
watchOS 26.2 23S303 17件
visionOS 26.2 23N301 20件
Safari 26.2 11件

コメント

  1. 匿名 より:

    リリースされたビルドは、

    Sequoia 15.7.3 (24G419)
    Sonoma 14.8.3 (23J220)

    です

    • applech2 より:

      ご指摘ありがとうございます。先程Build Numberを修正したのでWordPressのキャッシュ更新後に修正されていると思います。

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