macOS 10.14 MojaveではMac OS X 10.7 Lion以前と同様にシステムのアップデートがシステム環境設定パネルへ移動しています。詳細は以下から。
Appleは2011年01月にMac OS X 10.6 Snow Leopard向けにアプリケーションの販売と配布を行うアプリ「Mac App Store」提供を開始したものの、同年に公開されたMac OS X 10.7 Lion含め、システム(Mac OS X)のアップデートはソフトウェア・アプデートアプリが担当し、システム環境設定アプリからその確認を行う事ができましたが、
2012年にリリースされたOS X 10.8 Mountain LionではMac App Storeにシステムのソフトウェア・アップデートが統合され、OSのアップデートおよびアップグレードは現在のmacOS 10.13 High SierraまでMac App Storeを介して行われますが、次期macOS 10.14 Mojaveではこのシステムのアップデートが再びMac App Storeとは別になるようです。
MojaveのMac App Store
Appleは現地時間2018年06月04日から開催したWWDC 2018の中で、macOS MojaveのMac App StoreはiOS 11のApp Store同様にデザインが刷新され、AppleのApp Storeチームが編集を担当するストーリーやキュレーション追加され、
「Mac App Storeは、2011年の登場以来ずっと、単独の世界最大のMac用アプリケーションカタログとしてその存在を誇り、現在でも世界中のお客様がMacアプリケーションを手に入れるための最も安全で最適な場所です。デザインが美しく刷新され、独自のエディトリアルコンテンツが加わったほか、人の手によるキュレーションが重視され、これまで以上に便利にMacを利用できるようになります。Mac App Storeに新時代が到来することを、うれしく思います」と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ·シラーは述べています。
Apple、まったく新しいMac App Storeをプレビュー – Apple (日本)
サブスクリプション制アプリ以外にもトライアル期間が付いたアプリが配信でき、AdobeやMicrosoft, 過去にMac App Storeを去ったPanicやBare Bones Softwareが再び戻ってくるという発表がされましたが、
これに伴い、OS X 10.8 Mountain Lion以降統合されていたシステムのアップデートがMac App Storeから切り離されるようで、本日リリースされたmacOS 10.14 Mojaveの2nd BetaもMac App Storeからではなく、システム環境設定アプリのソフトウェア・アップデートパネルから行うようになっており、
In Mojave, when there are app or OS updates, the Apple menu looks like this. And when you click on one of them, it opens prefs or the app store directly on the updates screen. pic.twitter.com/kSxNGacZ4R
— Sean Heber (@BigZaphod) 2018年6月19日
New Software Update pane in System Preferences #mojave pic.twitter.com/GoB2q6P5QK
— Ben Chatelain 🚀 (@phatblat) 2018年6月18日
今回のベータ版アップデートは”システム環境設定”のソフトウェア・アップデートを通じて配信されます。
リリースノートより
通知もシステム環境設定アイコンのバッチとAppleメニューに表示されるようになっているそうなので、Betaユーザーの方はチェックしてみて下さい。
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