iPadやiPhoneをMacのディスプレイとして使用するアプリ「Astropad」と「Duet Display」の調書やどう使い分けるべきかをGiovanni Donelliさんがコメントしています。詳細は以下から。
「Astropad」と「Duet Display」はMac(DuetはWindowsも)の画面をiOSデバイスへ映し出すことの出来るユーティリティアプリですが、この両アプリを利用しているあるユーザーがAstropad ForumでAstropadアプリがDuet Displayよりアップデートが遅いことについて不満を書き込んだところ、
Astropad開発者のGiovanni Donelliさんが両アプリを冷静に解説し、各アプリの利点について以下の様にコメントしています。
AstropadとDuet Display
GiovanniさんはまずDuet Displayについて「Duetはスクリーンイメージの品質に妥協しています」とコメントし、それに対し「Astropadはイメージの品質に対し妥協すること無く、ピクセルパーフェクトの提供を目標としている」として、同じ画面を両アプリで映した比較画像を掲載しています。
About Duet
Duet makes a lot of compromises which are unacceptable for a quality screen image. Perhaps with ZBrush color accuracy and other screen artifacts might be affecting you less. However at Astropad our mission is to provide a pixel perfect image quality with no compromise. Take a look at the comparison image below: same screen via Duet and Astropad.Looks like Duet.app solved some issues – Community – Astropad Community
比較画像によれば、Duet DisplayとAstropadのスクリーンイメージには以下の様な違いがあり、結論として正確なスクリーンイメージを求めるならAstropadに利点があるようです。
- GPU
- Duet Display:GPU Accelerationが効かず、メニューの透過が出来ていない
- Astropad:GPU Accelerationは有効
- Color
- Duet Display:既存のH.254エンコードに依存しているため、不正確なカラー
- Astropad:独自のLiquid技術を使用し、sRGBカラーにキャリブレーションされ正確なカラーを表示
- アーティファクト
- Duet Display:不自然なアーティファクト
- Astropad:アーティファクト無し
ただし、Astropadは正確なスクリーンイメージとショートカットキー, サードパーティ製グラフィックスアプリへの対応と引き換えに、Windowsに非対応かつフレームレートの選択などが利用できないため、書類などを表示する簡易セカンドディスプレイとしてiOSデバイスを使用する場合はDuet Displayが有用だと思われます。
- Astropad for iPad | Drawing Tablet App – Astropad
- Ex-Apple Engineers Turn Your iPad Into An Extra Display – Duet Display
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