MacBook Pro (2018)はTurbo Boostや電圧設定を変更することで、パフォーマンスとバッテリー駆動時間がどう変化し、最も効果のある設定は何か?という話題をMarco Armentさんが投稿しています。詳細は以下から。
Appleが2018年07月11日に発売を開始したMacBook Pro (2018)はファームウェアに不具合があり、予期せぬサーマルスロットリングが発生したため、CPUのTurbo Boostや電圧設定を変更できるVoltaやTurbo Boost Switcherなどのユーティリティアプリが話題になりましたが、
InstapaperやOvercastの開発者でTumblrの共同設立者であるMarco Armentさんが、サーマルスロットリング問題が収まってからも、パフォーマンスを極力落とさずMacBook Proのバッテリー駆動時間を最も長く出来る設定を探していたそうです。
The best bang-for-the-buck option is still to just disable Turbo Boost. Single-threaded performance hurts more than with wattage-limiting, but it’s able to maintain better multi-threaded performance and more consistent thermals, and gets a larger battery gain relative to its performance loss.
Low Power Mode on the Mac – Marco.org
CPUの消費電力とバッテリー駆動時間はトレードオフなため、Marcoさんが購入したMacBook Pro (2018) 13インチモデルのIntel Core i7-8559Uを搭載した上位モデルでも消費電力を6Wまで制限すればパフォーマンスはMacBook 12インチと同等になりますがその分バッテリー駆動時間も倍以上になるといった結果などを踏まえた上で、
Battery life | Geekbench single/multi |
xcodebuild | |
---|---|---|---|
Normal | 3:09 | 5412/18983 | 34.3s |
No Turbo | 5:05 +103% |
3624/13324 −33/30% |
48.9s +43% |
6W | 6:24 +103% |
4065/7596 −25/60% |
76.1s +121% |
For now, I’m going to continue to happily run Turbo Boost Switcher Pro to selectively give myself better battery life, and I recommend it for anyone else with the same need.
Low Power Mode on the Mac – Marco.org
Marcoさんは最も効果のあるMacBook ProのCPU設定はTurbo BoostをOFFにすることで、Turbo BoostをOFFにするとGeekbenchのSing-Coreは大きく落ちるものの、Multi-Coreスコアはあまり落ちず、バッテリー駆動時間を60%以上向上させることが出来たそうで、
出張や出先など電源のない場所でMacBook Proを利用される方にはTurbo Boost Switcher (Pro)を勧めているので、興味のある方はMarcoさんのブログをチェックしてみてください。
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