macOS 10.14 Mojaveでは一部のMacでVRヘッドセット「HTC Vive Pro」がプラグインプレイでサポートされ、Metal 2やMulti-GPUを利用したVR開発が可能になるそうです。詳細は以下から。
Appleは昨年のWWDC 2017でThunderbolt 3ポートを搭載した一部のMacで2018年上旬までにeGPUをサポートし、これによりmacOSでVRヘッドセット「HTC Vive」とFinal Cut ProやUnity Editorなどを利用したVR開発が可能になると発表、macOS 10.13.4およびFPC 10.4でこれらを正式にサポートしましたが、
macOS High Sierraなら、デベロッパのみなさんはインタラクティブなバーチャルリアリティ体験をMac上で初めて作り出せるようになります。利用できるのは、新しいiMac Retina 5Kディスプレイモデル、2017年12月に登場する新しいiMac Pro、または外付けGPUと組み合わせた対応するMacです3。ValveのSteamVRとHTC ViveのVRヘッドセットのために最適化されたサポートや、Final Cut Pro X、Epic Unreal 4 Editor、Unity Editorなどのコンテンツ制作アプリケーションもそろっているので、必要なものすべてを手に入れたデベロッパが臨場感あふれる新しい世界を作り出し、あなたを夢中にさせるでしょう。
2018年秋にもリリースされるmacOS 10.14 Mojaveでは新たに「HTC Vive Pro」がサポートされ、macOSのVR環境がさらに整うそうです。
HTC Vive ProとMetal 2/Multi-GPU
WWDC 2018のセッション 611 “Metal for VR”に登壇したApple GPU Software Architecture TeamのKarol Gasinskiさんによると、現在VRをサポートしているMacはPolarisアーキテクチャを採用したdGPUを搭載のiMac、iMac ProおよびeGPUをThunderbolt 3接続したMacBook Proで、
VRヘッドセットについてはこれまでHTC Viveを正式サポートしていましたが、macOS 10.14 Mojaveでは新たに2枚の(片目あたり)1440×1600ピクセル/616ppi@90Hzの3.5インチ・デュアルAMOLEDディスプレイを搭載した「HTC Vive Pro」がプラグインプレイでサポートされ、
Apple Adding “plug and play support” for Vive Pro in MacOS Mojave https://t.co/mIDGBx266q via @RtoVR #VR pic.twitter.com/j3cu0tFZPE
— Rikard Steiber (@rikardsteiber) 2018年6月9日
Viveと比較して解像度が78%、PPIが37%向上し、4K UHD TVよりも広い解像度でフロントに設置されたMR用のステレオカメラやSteamVR Tracking 2.0、Metal 2 for VRを利用したVR開発が行えるそうです。
また、macOS Mojave以降の開発環境ではMetal 2 for VRやMulti-GPU/eGPUの改善などと同時にOpenGL/Open GL ESおよびOpenCLの非推奨などが進められているので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
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