DisplayLinkが不具合が発生しているmacOS 10.13.4 High Sierraでもクローンする画面の選択やプライマリーディスプレイのアスペクト比を維持できる「DisplayLinkドライバ v4.3 Beta 2」を公開しています。詳細は以下から。
Appleが現地時間2018年03月29日にリリースした「macOS 10.13.4 High Sierra」アップデートではeGPUが公式にサポートされたものの、DisplayLink社のチップ&ドライバを利用した製品で外部ディスプレイに何も映らない不具合が発生していますが、DisplayLink社はこの不具合に対し、暫定的にクローンモードのみ利用できる「DisplayLinkドライバ v4.2 Beta」を公開しています。
#macOS High Sierra 10.13.4 がリリースされましたが、このリリースでは DisplayLink やワイヤレス外部モニタなどが表示できないと判明しています。もし現在 DisplayLink 製品(Plugable UD-ULTCDL や Plugable UD-ULTC4K など)を Mac でお使いの場合は、更新適用を待つことをお勧めします
— PlugableJapan (@Plugable_Japan) 2018年3月30日
macOS 10.13.4 アップデートを現行システムに更新すると、DisplayLink によって接続された外部モニタが真っ白になり何も表示されなくなることがわかりました。この問題はこれまで最新の macOS 用ドライバ 4.1 で発生します。DisplayLink チップが(グラフィックス以外に)同時にサポートしている、イーサネットおよび音声機能については影響ありません。Apple 社にこの問題は報告されており、解決策のために努力しています。
macOS High Sierra 10.13.4 ベータ版 と DisplayLink 機器の互換性について – Plugable
DisplayLinkのBetaドライバは現在v4.3 Beta 2まで公開(現地時間04月07日公開)されており、Beta 2ではプライマリーディスプレイのアスペクト比を維持し、マルチディスプレイ環境でMacを利用している場合にどのディスプレイをDisplayLink社製のチップを利用した製品でクローンするかを選択できるようになっているそうです。
In the meantime, we have today released a second beta of our 4.3 driver. Installing this driver will enable cloning of the native display on DisplayLink connected screens. 4.3 Beta 2 improves the current workaround by preserving the primary display aspect ratio and allowing to select which screen is cloned in a multiple display setup.
macOS High Sierra 10.13.4 – DisplayLink Support
DisplayLink製チップを採用した製品はPlugableやDell、Lenovo、Toshiba、Targus、Kensington、Anker、StarTechなどが発売しており、DisplayLink社のスレッドには200件以上のコメントが寄せられていますが、DisplayLink社のプロダクトマネージャーAlban Ramponさんによると、この不具合は既にAppleに報告しているものの、修正される目処はたっていないそうです。
- macOS High Sierra 10.13.4 – DisplayLink Support
- macOS 10.13.4 で、DisplayLink、Duet Display などの仮想グラフィックス製品が動作を停止 – Plugable
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