App Storeが廃止され、iOS 11やiPhone 8をサポートした「iTunes v12.7」の変更点まとめです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2017年09月12日、iOS 11デバイスとの同期をサポートした「iTunes v12.7」をリリースしましたが、同バージョンではiOS 11デバイスの対応やApp Store, 着信音の購入・管理の廃止以外にも以下の変更点が確認できました。
App Storeの廃止
前述の通り、iTunes v12.7ではApp Storeが廃止され、iOSアプリの購入やダウンロード、アップデートなどの管理は全てiOSデバイスで行うように指示されています。
これに伴い環境設定の[ダウンロード] → [自動的にダウンロード] 「ほかのデバイスで購入した項目を自動的にダウンロードする。」機能から”App”の項目が削除されています。
着信音
iTunes v12.7からは着信音の購入や管理もiOSデバイスで行うように指示されており、iTunesのメニューやウィンドウからも着信音関連の項目が削除されています。
着信音については日本時間2017年09月20日にリリースされるiOS 11で、今まで購入した着信音の一括ダウンロード機能が追加されることも発表されています。
システム要件
また、iTunes v12.7からシステム要件(ソフトウェア)が「OS X 10.10.5 Yosemite以上」に変更され、OS X 10.9.5 Mavericksへのインストールが出来なくなっています。
共有ライブラリ
iTunesメニューでは「共有ライブラリ」の項目も削除されていますが、共有ライブラリについてはiTunesの環境設定から[共有] → [ローカルネットワーク上でライブラリを共有する]のチェックボックスをON ✅ にすることで自動的に表示されるように変更されています。
iTunes UがPodcastへ
また、Appleが8月からサポートドキュメントを公開していた通り、大学や博物館, 文化機関などが提供している講義ビデオやオーディオブックをまとめた”iTunes U”のコンテンツがPodcastへ移動し、iTunes Uコンテンツ作成者は今後Podcastのアナリティクスが利用できるようになります。
インターネットラジオ
iTunes v12.7ではインターネットラジオも左上にあるメニューから削除されていますが、インターネットラジオは非表示となっているだけで、ミュージックライブラリのサイドバーを右クリックし、コンテキストメニューから[リストを編集]を選択、インターネットラジオの表示ボタンをON ✅ にする事でミュージックのサイドバーに表示することが可能です。
また、サイドバーにはインターネットラジオ以外にも新たに「ダウンロード済」項目が移動されています。
ディスクを取り出す
Appleは2012年からiMacやMacBook Proなど全てのMacでディスク(光学メディア)ドライブを廃止してきましたが、iTunes v12.7ではその「ディスクを取り出すCommand + E」オプションもiTunesのメニューから削除されています。
Apple Music
Apple Musicサービスでは新たに「友達と音楽を見つけよう」として、Apple Musicアカウントを利用して友達と音楽を共有したり、フォローしている友達が聞いているアルバムやプレイリスト、アーティストの情報を見ることが出来る「Spotify」の様なサービスがスタートしています。iOSデバイスではiOS 11のiTunesアプリでこの機能が利用できるようになります。
Apple Musicで友達とミュージックを見つけられます。 プロフィールを作成して、友達とプレイリストやよく聴くミュージックを共有可能
iPhone 8などのリソース
iTunes v12.7ではiOS 11との同期がサポートされていますが、9月15日午後4時01分より予約注文が開始されるiPhone 8/8 Plus, Apple Watch Series 3のリソースファイルも追加されています。
例: com.apple.iphone-8-7.icns com.apple.watch-38mm-series3-13.icns
以前のバージョンのiTunesの変更点は以下のリンクを参照して下さい。
コメント
自作した着信音はどうなるのでしょうか?
バージョン12.7ですが、外付けドライブを用いてディスクを使っているときは、ディスク取り出しのメニューが表示されますね。もちろんショートカットキーも使えました。