macOS High SierraではWindows Server 2003のActive DirectoryおよびNISドメインへの接続設定が非サポートとなるそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2017年08月21日、開発者向けにmacOS 10.13 High Sierra beta 7を公開し、同時にプロユーザー向けにFinal Cut Pro 7などの旧アプリがHigh Sierraで利用できなることや、システム管理者向けに新しいファイルシステムAPFSやSKELの情報をまとめたサポートドキュメントを公開しましたが、これらの情報をまとめたページによると、High SierraではWindows Server 2003のActive DirectoryおよびNISドメインへの接続が非サポートとなるそうです。
Directory Services
- macOS High Sierra supports binding to Active Directory domains running with a domain functional level of 2008 or later. Windows Server 2003 isn’t supported.
- macOS High Sierra removes support for NIS.
Prepare your institution for iOS 11, macOS High Sierra, or macOS Server 5.4 – Apple Support
Active DirectoryとNIS
macOS 10.12 SierraまでのmacOS/OS Xでは以下のディレクトリにある「ディレクトリユーティリティ」アプリを利用してOpen DirectoryやActive Directory、LDAP、NISドメインに接続することが可能となっていますが、
/System/Library/CoreServices/Applications/Directory Utility.app
- Active Directory ドメインにアクセスする
macOS または macOS Server がインストールされた Mac を、Windows 2000 以降のサーバ上の Active Directory ドメインにアクセスするように設定します。詳しくは、ドメインのアクセスを設定するを参照してください。Active Directory バインディングの詳細については、macOS 導入リファレンスの Active Directory の統合 セクションを参照してください。 - NIS ドメインにアクセスする
macOS または macOS Server がインストールされた Mac が NIS ドメインにどのようにアクセスするかを指定する設定を作成します。詳しくは、NIS 設定を指定するを参照してください。
High SierraではディレクトリユーティリティからNISの設定、およびWindows Server 2003以前のActive Directoryのサポートが削除されているそうなので、ネットワークやシステム管理者の方は注意して下さい。
コメント
機能レベルの話だから、ServerOSは2008でも移行繰り返しで機能レベルが2003(か2000)のまま、って結構ありそうじゃない?
ただ、AD+Mac自体がレア環境だしそうでもないのかもな…
Macをそんな物に接続する必要無いからな
ウイルスや情報漏洩リスク回避の為にもSMBも切ってUnix/Linuxにしか接続出来なくしても良いでしょ