macOS/iOS用ノートアプリ「Bear」がv1.1へアップデートし、PerlやRubyなどのハイライト表示やネストタグ、Touch Barなどをサポート。ます。詳細は以下から。
BearはイタリアのShiny Frogが開発&公開したmacOS/iOS用ノートアプリで、Evernoteへのインポート機能や20以上のプログラミング言語のマークアップに対応しBest of 2016 今年のベストにも選出されていますが、このBearがv1.1アップデートを公開しています。
Introducing Bear 1.1 – the Bear-iest update we’ve ever done: https://t.co/Xer2NATU2b pic.twitter.com/vYRM5DQjta
— Bear App (@BearNotesApp) 2017年3月21日
タグの一括操作
タグの一括操作はタグ付けしたノートを一括で削除またはリネームすることが可能で、Bearサイドバーのコンテキストメニューからこの操作を行うことが出来ます。
新しいテーマ
Bear v1.1には新しいテーマ「High Contrast(ハイコントラスト)」が追加され無料で利用できるそうですが、v1.1でこのテーマをクリックするとサブスクリプション画面に移動してしまう(不具合?)ようです。
フォント
フォントは新たにGeorgia、Courier、Open Dyslexicの3フォントが追加され、今まであったSystem, Avenir Next, Helvetica Neue, Menioを加え合計7フォントが利用できるようになっています。
ネストタグ
ネストタグはタグ内で”/”を利用し#tag/nestという形式で、タグをネスト構造にすることが出来ますが、v1.1ではこの機能が無制限で利用することが出来るようになっており、#2017/03/22#といった形でタグ付けすれば年月日でノートを整理することが出来ます。
ちなみに、Bearはマルチワードタグ(複数タグ)もサポートしており、以下の様にワードをスペースで区切り、#(シャープ)で囲むことで中にあるワードが全てタグとして設定されます。
#Bear/tag1 tag2#
検索ワードの除外
アップデートされた検索機能は除外(-)ワードを設定できるようになっており、この機能は日本語でも利用可能です。
エディタ
エディタ機能は新たにPerlやRuby、Scala、C#、Go、CoffeeScript、SCSS、Tex、R、MatLabのハイライト表示に対応し、段落移動などのショートカットキーが追加されています。
インポート&エクスポート
インポート機能は新たにDayOneやTaskPaper, webblocファイルを読み込むことが可能で、エクスポート機能はTaskPaper形式での書き出しが追加され、DocXエクスポートの改善やJpeg, PDF, HTMLにコード構文が含まれるようになっています。
Touch Bar
Bear v1.1ではMacBook ProのTouch Barもサポートしており、ノート作成中に見出し(H1~H6), 太字や斜体などのフォントの装飾, チェックボックス, リストなどの挿入が可能になっています。
リリースノート
全てのリリースノートは以下の通りで、Bear v1.1のリリースに伴いFirefox用Add-onsも公開されているので、興味のある方は利用してみてください。
バージョン 1.1 の新機能
これは Bear のリリースから初となる*超大型*アップデートです! iOS および Mac 版の両方に、Bear Pro 版ユーザー向けのものを含めた多数の新機能および性能向上が追加されました。 今回のアップデートで加えられた様々な改良のリストをじっくりご確認の上、Bear 1.1 へのアップデートをお願いいたします!一般
- タグの一括削除 & リネーム : Bear のタグ数が、集めたポケモンよりも多くなってきていませんか? 大量のタグを一括でクリーンアップできるようになりました。
- 新しい無料テーマ : Bear の 2 つめの無料テーマは、とにかく読みやすさに重点を置いています。 テーマの名前は「ハイコントラスト」で、視力に障害がある方や、失読症の方にも適しています。
- フォント数が 75% アップ : Bear の無料版および Pro 版のユーザーは、さらに次の 3 つのフォントを選べるようになりました: Georgia、Courier、Open Dyslexic
- フォントの適用範囲を拡大 : メモのリストにもフォントが適用されるようになりました。
- ネストタグ無制限 : Bear でネストタグが使えることをご存知でしたか? まだ使っていない方はぜひお試しください。 さらに今回のアップデートで、タグを無制限にネストできるようになりました。 これは要注意。
- 検索ワードの除外 : 検索結果から特定の単語を除外したいときってありますよね? 最新バージョンでは、単語の前にマイナス記号 (-) を付けることで、その単語を検索結果から除外できるようになりました。 例: レシピ -ブロッコリー
エディタ
- ハイライト機能の強化 : Bear の無料版と Pro 版の両方で強調表示される言語が大幅に追加されました: Perl、Ruby、Scala、C#、Go、CoffeeScript、SCSS、Tex、R、および MatLab。
- 新ショートカット : で、チェックリストを含めたリストを中止できるようになりました。
- 新ショートカット : で段落間を移動できるようになりました。
- 完了タスクを元に戻す : たまにそんな操作も必要になりますよね。 使い方は自由ですが、完了タスクを元に戻す機能も実装いたしました。 チェックボックスに対するアクションを元に戻せるようになりました。
エクスポート
- TaskPaper へのエクスポート : ご要望にお応えして実装しました
- エクスポートの構文を含める : JPG、PDF、および HTML エクスポートに、コード構文が含まれるようになりました (Bear Pro のみ)。
- Word エクスポートの改良 : DocX でのエクスポートが改良されました。 (Bear Pro 版のみ)
- 時系列をしっかりと保持 : 変更日付や作成日付が TXT、MD、DOCX、taskPaper、および HTML へのエクスポート時に保持されるようになりました。
インポート
- さらに多くのアプリからインポート : Evernote と Vesper に加えて、Bear はさらに多くのアプリや形からのインポートに対応しました:
- Day One
- .TaskPaper ファイル
- .webbloc ファイル
- タグをエスケープ : インポート時にタグを新たに作成したくない場合、任意のタグをエスケープできるようになりました。 エスケープされたタグは、インポートしたメモ内では \#タグ のように表示されます。
Mac
- TouchBar 対応 : Mac 用 Bear ではタッチバーを使った操作が可能になりました。 新 MacBook Pro の TouchBar から、Bear の各種書式設定をコントロールできます。
- タグにドラッグ : 1 つまたは複数のメモを任意のタグの上にドラッグして、タグ付けにかかる時間を大幅に短縮できるようになりました。
- すべてマージ : リストから複数のメモを選択して、1 つの巨大メモにマージできるようになりました。 過去のメモをすべてマージした、超巨大なメモだって作成できます。 どこまでいけるか挑戦しちゃいます?
- Quadro に対応 : Quadro は、iPad または iPhone を、Mac ( Windows PC でも!) を、外付け TouchBar のように使える斬新な新アプリです。 毎日使うアプリや実行するタスクを自動化するためのショートカットとして、視覚的パネルを作成できます。それにより、デスクトップデバイスで作業している間も、iOS デバイス上からショートカットに 1 回のタップ操作ですばやくアクセスすることが可能です。
- クイックプレビュー対応 : メモに添付されたデータをクリックしてスペースバーを押すだけですばやくプレビューできるようになりました。
- 新たな Firefox 拡張機能 : Safari に加えて、Firefox 向けの拡張機能もご用意しました。Firefox でコンテンツを選択して Beart 拡張機能をクリックするだけで新規メモに取り込めます。 拡張機能の設定から、キャプチャーした項目に対するデフォルトのタグを設定することも可能です。
iOS
- Peek および Pop 操作に対応 : iPhone 6S/7 ユーザーは、3D Touch ジェスチャーを使って、メモリスト上からメモの内容やサポートされている添付ファイルをすばやくプレビューすることができます。
- Bear ウェブクリッピング : Bear アプリの拡張機能により、Web ページを美しいメモにクリッピングできるようになりました。 Pocket や Instapaper のようなものだとお考えください。 アプリ拡張機能により Web ページのコンテンツを Bear メモに変換できるようになりました。
- 触覚フィードバック : 今回のアップデートで触覚フィードバックにも対応いたしました。 ToDo とタップしたり、テキストを折り返したり、ネストタグを展開したり、テーマを変更したりといった操作を実行したときに、iPhone デバイスが触覚フィードバックで小さく振動します。
- Siri、メモを読み上げて : そう、Siri に Bear メモの全体、または指定した範囲のメモを読み上げさせることが可能になりました。
おまけ
- フォント変更の自動化 : Workflow や Launch Center Pro などのアプリ用に、Bear のフォントを変更するための xcallback URL を新たに追加しました。
Bear – 美麗なノート作成・テキストエディタアプリ – Mac App Store
- Notes for iPhone, iPad and Mac – Bear
- Bear – 美麗なノート作成・テキストエディタアプリ – Mac App Store
コメント
タグ無制限とか一括変更、ようやく来たね。Day Oneが一日目、になっていたり、相変わらず日本語メニューがおかしかったりするけど。。。