AppleはmacOS 12 Montereyで「php」のバンドルを終了するようです。詳細は以下から。
Appleは日本時間2021年10月19日午前2時からスペシャルイベント「Unleashed.」を開催し、その中で新しいApple Silicon搭載のMacと、現在Beta版が公開され開発が進められている「macOS 12 Monterey」の正式リリース日も伝えられると思われますが、
現地時間2021年10月15日にリリースされた多機能ランチャー「Alfred 4.6 for Mac」のリースノートを見て知りましたが、Apple Developer ForumsのDeveloper Tools Engineerからの回答によると、AppleはmacOS 12 Montereyからスクリプト言語「PHP」のバンドルを終了するようです。
macOSのスクリプト言語
Appleは2019年に公開したmacOS 10.15 Catalinaで、今後デフォルトでPythonやRuby、Perlといったスクリプト言語のランタイムをバンドルせず、追加パッケージとして提供する可能性があると開発者に通知しており、
Scripting language runtimes such as Python, Ruby, and Perl are included in macOS for compatibility with legacy software. Future versions of macOS won’t include scripting language runtimes by default, and might require you to install additional packages.
macOS Catalina 10.15 Release Notes – Apple Developer Documentation
macOS 11 Big Surではphpを実行するとPython同様「phpコマンドはmacOSのレガシィソフトウェアの互換性のために同梱されています。将来のmacOSのバージョンではPHPは同梱されません。」と警告されていましたが、その将来のmacOSがMontereyとなるようです。
WARNING: PHP is not recommended PHP is included in macOS for compatibility with legacy software. Future versions of macOS will not include PHP.
PHPコミュニティは既にドキュメントをアップデートしており、開発者コミュニティではphpが必要ならば”brew install php”で必要なバージョンのphpをインストールして以下のパスを通すようにコメントされているので、macOS同梱のphpを利用してWeb開発をされている方はチェックしてみてください。
/opt/homebrew/bin/php #Apple Silicon /usr/local/bin/php #Intel
追記
Appleが現地時間2021年10月25日に正式にリリースした「macOS 12 Monterey」を確認したところ、phpのランタイムは同梱されておらず、macOS 11 Big Surからのアップグレードでも削除される使用になっているので、ユーザーの方は注意してください。
- macOS 12.0 -where oh where is PHP – Apple Developer Forums
- macOS Monterey より前のバージョンにバンドルされている、PHPの使用法 – php.net
- shivammathur/homebrew-php: Homebrew tap for PHP 5.6 to 8.2. PHP 8.1 and 8.2 are nightly builds. – GitHub
コメント
Monterey beta10にはもう無くなってる。
phpコマンドを叩くと存在しないエラーになる。