AppleがPDFへの自動入力や天気、メッセージ、時計アプリの機能を強化し複数の脆弱性を修正した「macOS 14.2 Sonoma」をリリースしています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年12月11日、iPhoneやiPad向けにジャーナルアプリを追加し天気アプリを強化した「iOS/iPadOS 17.2 (21C62)」をリリースしましたが、Macに対してもPDFの自動入力機能を強化した「macOS 14.2 Sonoma (23C64)」をリリースしています。
このアップデートには、PDFの自動入力の機能強化および“メッセージ”と“天気”の改善が含まれます。また、このリリースには、Mac用のその他の機能、バグ修正、およびセキュリティアップデートも含まれています。
リリースノートより抜粋
macOS 14.2では、iOS 17.2やiPadOS 17.2と同じく、自動入力機能が機械学習モデルを利用して強化され、PDF内に名前や連絡先、メールアドレスなどの入力フォームがある場合、そのフォームを連絡先の情報から自動入力してくれる機能が実装されています。
この他、macOS 14.2ではメッセージ、お天気、時計アプリの機能強化やアップデートが行われ、CVEベースで39件の脆弱性が修正されているので、Sonomaをお使いの方はアップデートすることをお勧めします。
macOS Sonoma 14.2リリースノート
このアップデートには、PDFの自動入力の機能強化および“メッセージ”と“天気”の改善が含まれます。また、このリリースには、Mac用のその他の機能、バグ修正、およびセキュリティアップデートも含まれています。
- 自動入力の機能強化により、PDFやその他のフォームのフィールドを識別して、連絡先から名前や住所などの情報を入力することが可能
メッセージ
- キャッチアップの矢印を使用すると、右上隅に表示される矢印をクリックして、チャットの中にある最初の未読メッセージに簡単にジャンプすることが可能
- コンテクストメニューで“ステッカーに追加”オプションを選択して、吹き出しにステッカーを直接追加することが可能
- 連絡先キー確認で、膨大な数のデジタル脅威にさらされている人向けに、意図した相手とのみメッセージをやり取りしていることを確認するための自動通知と連絡先確認コードを提供
天気
- 降水量”の表示で、今後10日間の特定の日の雨や雪の状況を把握することが可能
- 新しいウィジェットで、今後1時間の降水、日別天気予報、日の出と日の入の時刻のほか、空気質、体感温度、風速などの現在の気象状況の表示を選択可能
- 風の地図のスナップショットを使用すると、風のパターンを素早く見極め、マップオーバーレイのアニメーションにアクセスして、今後24時間に予想される風の状況に備えることが可能
時計
- 複数のタイマーを同時に実行したり、タイマーごとに名前を付けたりすることが可能
- タイマーのプリセットを使用すると、さまざまなプリセットオプションで素早くタイマーを開始することが可能
- “最近の項目”から最近使用したタイマーを簡単に再開することが可能
このアップデートには、以下の新機能も含まれます:
- Apple Musicで“お気に入りの曲”プレイリストを使用して、お気に入りに指定した曲に素早く戻ることが可能
- 集中モードからApple Musicの“視聴履歴を使用”を無効にして、再生したミュージックが“最近再生した項目”に表示されないようにしたり、おすすめに反映されないようにすることが可能
- “Shazamミュージック認識”により、AirPodsを装着していても、オンラインや周囲で流れている曲を素早く識別
- 新しいキーボードレイアウトがさらに7種類のサーミ語に対応
一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。このアップデートのセキュリティコンテンツについて詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください
- Apple security releases – Apple
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