macOS 13 VenturaではSpotlightがアップデートされ、検索結果のQuick LookやWeb画像検索、画像内テキスト/オブジェクト検索が可能なっています。詳細は以下から。
macOS/OS Xには2004年にリリースされたMac OS X 10.4 Tigerから、インデックスを作成することでMac内のファイルやフォルダを高速に検索&抽出してくれる「Spotlight」という機能がありますが、本日リリースされたmacOS 13 Venturaでは、このSpotlightの検索機能が大きくアップデートされています。
Quick Look
macOSのSpotlight機能はmacOS 12 Montereyまで、Spotlight検索のウィンドウ内に検索結果のリストが表示され、Siriの提案やWikipediaの情報、辞書の内容も、そのウィンドウ内に表示されていましたが、
macOS 13 VenturaのSpotlight検索は検索結果がリストで表示されるところまでは同じですが、Siriの提案やWikipediaの情報などはウインドウ内ではなく詳細ページ、または[Space]キーでQuick Look表示することが可能になりました。
もちろん、Quick Lookの表示はWebベースのため、検索結果にブラウザで表示可能ならばQuick Look内で動画を再生したり、PDFドキュメントをチェックすることが可能です。
Web検索
Appleは2014年にリリースしたOS X 10.10 YosemiteやiOS 8でSpotlightとインターネット検索を融合させ、現在はSpotlight検索にキーワードを入力すると検索クエリや位置情報がAppleに送信され関連性の高い情報が表示されますが、
macOS 13 Venturaでは、よりSpotlightとインターネット検索が融合し、iOSと同じ様にスポーツ選手やミュージシャン、テレビ番組、映画、ニュースなどの情報が収集され、Webページを開かなくてもSpotlightのみで情報収集を行うことが可能になっています。
画像内テキスト/オブジェクト検索
また、AppleはWWDC 2019で機械学習と画像分析フレームワーク「Core ML/Vision Framework」をアップデートし、Vision Frameworkでは犬や猫、車といった画像内のオブジェクト検出をサポートし、iOS 16では画像内の日本語テキスト認識も可能になっていますが、
macOS 13 VenturaのSpotlightはこれらの機能を統合し、画像内のテキストやオブジェクト検索が可能になっています。
- macOS 13 Venturaの新機能まとめ (準備中)
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