macOS 12 MontereyではApple Silicon搭載のMacとAirPods Pro/Maxで空間オーディオが利用可能になりました。詳細は以下から。
Appleは2020年09月にリリースしたiOS 14/iPadOS 14アップデートとAirPods Proのファームウェアアップデートでジャイロと加速度センサーを利用し映画館のようなサラウンド・サウンドを体験できる「空間オーディオ (Spatial Audio)」にiPhone/iPadデバイスを対応させ、その後発売されたAppleのH1チップ搭載のオーバーイヤー型デザインのワイヤレスヘッドホン「Apple AirPods Max」も、この空間オーディオに対応していますが、
AppleはWWDC21の基調講演の中で発表したとおり、この空間オーディオをMacにも拡張し、本日リリースされたmacOS 12 MontereyではApple Silicon (M1チップ)搭載のMacでダイナミックヘッドトラッキング機能を備えた空間オーディオが利用可能になっています。
AirPodsのオーディオをアップデート。空間オーディオとダイナミックヘッドトラッキング機能により、AirPodsがmacOSに映画館のようなサウンドをもたらします。M1チップを内蔵したMacモデルにAirPods ProまたはAirPods Maxを接続すると、空間オーディオがサラウンドサウンド体験を生み出します。あなたが頭を動かしても、ダイナミックヘッドトラッキング機能がサウンドをデバイスに固定。映画を観ている時には、エンジンの爆音が車から、セリフは俳優の口から聞こえます。
macOS 12 Montereyのプレビューより
空間オーディオ
Macで空間オーディオを利用するにはmacOS 12 MontereyへアップグレードしたApple Silicon M1チップ搭載のMacにAirPods Pro/Maxを接続し、メニューバーに表示されている「コントロールセンター」からサウンドを選択するか、別途追加したサウンドアイコンをクリックしてAirPods Pro/Maxデバイスを選択するだけで、対応するデバイス&システムを利用していれば「空間オーディオ」の表示がされます。
また、注意したいのがデバイスとシステムが空間オーディオに対応していても、再生しているコンテンツが空間オーディオ(Dolby Atmos)に対応してなければ、macOSは単にステレオの空間オーディオ化(ステレオを空間化)することしかできないため、Montereyのサウンドメニューでは再生中の曲や映画がドルビーアトモスに対応し「空間オーディオ」で再生されているかをチェックする事ができるようになっています。
以上の通り、システム(macOS 12 Monterey)、デバイス(Apple Silicon Mac & AirPods Pro/Max)、コンテンツ(Dolby Atmos)の3条件が揃うと、サウンドメニューに「ドルビーアトモス使用可能」という通知が表示され、AirPods Pro/Maxのサウンドオプションから「空間オーディオ」を選択することができるので、macOS 12 Montereyへアップグレードされた方はテストトーンや、ほぼ空間オーディオで提供しているAppleTV+のコンテンツでチェックしてみてください。
コメント
M1 iMacとAirPods ProでApple Musicの空間オーディオ楽曲をストリーミング再生だと空間オーディオ利用できませんとグレイアウトしていたのが、ライブラリにアトモス曲をダウンロードしてあらためて再生したら空間オーディオ+ヘッドトラックしました。iPhoneではストリーミングで同じ事が出来ていたのがiMacでは保存しないとダメな理由がわかりませんが、そういう状況でした