X(旧Twitter)の公式クライアント「X for iPhone/iPad」でMacが非サポートとなり、Apple Silicon Macでも新規インストールやアップデートが受け取れない状態に。

　X(旧Twitter)の公式クライアント「X for iPhone/iPad」でMacが非サポートとなり、Apple Silicon Macでも新規インストールやアップデートが受け取れない状態になっています。詳細は以下から。

　X Corp (旧Twitter, Inc.)は現地時間2024年08月01日、同社の公式Xクライアント「X for iPhone/iPad」をバージョン10.52へアップデートし、同バージョンではiPad版がApple Silicon Mac上で実行できる(macOS Catalyst)アプリとなっていましたが、

Apple Silicon Mac上で動作するX for iPad

Xは現地時間2025年12月14日、X for iPhone/iPad v11.48アップデートをリリースするとともに、システム要件からApple Silicon Macを削除し、X for iPadがApple Silicon Mac上で動作しない/アップデートを受けられない状態にしています、

Apple Silicon Macが非サポートとなったX for iPad v11.48

メンテナンスの問題？

　X for iPadがなぜApple Silicon Macを非サポートにしたかは不明ですが、X for iPhone/iPadアプリのシステム要件は2024年から「iOS/iPadOS 15.0以降のiPhone/iPad」と変更されていないのに対し、

Apple Silicon Macサポート以降のXアプリのシステム要件

Macのシステム要件は2024年10月にアプリが起動時にクラッシュする問題があるとしてmacOS 12.0 MontereyからmacOS 13 Ventura以降のApple M1チップ以降のMacに変更されており、その後も、度々Macでのみアプリがクラッシュする問題が報告されて、機能的にもWeb版より劣っていたため、Macとの互換性を維持するのが難しくなっていたのかもしれません。

macOS 12 Montereyを非サポートとしたX for iPad v10.64

X for iPad v11.47がMacをサポートする最後のバージョン

　なお、既にX for iPadをMacでダウンロードしている場合は、同じAppleアカウントでMacがサポートされている最後の「X for iPad v11.47」を再ダウンロードすることが可能ですが、当然セキュリティアップデートも受けられないため、

X for iPad v11.47

オリジナルのTwitter for Macが配信終了となったときと同じように、XのWebサイトを開きSafariの[ファイル] → [Dockに追加]をクリックしてPWA(Progressive Web Apps)版を使ったほうがよさそうです。

X for WebをDockに追加

　なお、元AppleのエンジニアRyan Jonesさんがこの事をXにポストしたところ、Macではメニューバーアイテムが壊れていたり、X Premium機能が動作しないなどの不具合があったという情報が報告されています。

• ‎X App – App Store
• How to use X for Mac – X