macOS 26.1 Tahoeで仕様が変更されたinstalld/PackageKitに対応し、ターミナルからMac App Storeで公開されているアプリのインストールやアップグレードが再び可能になったコマンドラインツール「mas v4.0.0」がリリース。

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2025.12.01

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　最新のmacOS 26.1 Tahoeで仕様が変更されたinstalld/PackageKitに対応し、ターミナルからMac App Storeで公開されているアプリのインストールやアップグレードが可能になったコマンドラインツール「mas v4.0.0」がリリースされています。詳細は以下から。

　masコマンドは元IBM、現在はAppleでiCloud部門のエンジニアをされているAndrew Naylorさんが2015年に公開したコマンドラインツールで、Mac App Storeに公開されているアプリの検索やインストール/アンインストールをターミナルからコマンドで行うことが可能ですが、このコマンドラインツールの最新バージョンとなる「mas v4.0.0」がリリースされています。

Workaround installd/PackageKit restriction (#1029) via a methodology found by @alienator88.
The workaround requires root privileges for get/purchase, install, lucky & update/upgrade.Automatically requests root privileges via running sudo in an executable shell wrapper around mas.

mas v4.0.0のリリースノートより抜粋

　Andrewさんの後を引き継ぎ、masコマンドのメンテナンスをされているRoss Goldbergさんらによると、mas v4.0.0は、Appleが先月リリースしたmacOS 26.1 TahoeやmacOS 15.7.2 Sequoia、macOS 14.8.2 Sonomaで仕様を変更した、アプリのインストールデーモン”installd”とパッケージ管理API”PackageKit”に対応し、mas v2.xやv3.0ではできなくなっていた、get/purchase, install, lucky & update/upgradeコマンドが再び利用できるようになっています。

　また、最新のmacOSのinstalld/PackageKitに対応するため、mas v4.0.0では、Mac App Storeのアプリのインストールにroot権限が必要となっており、それに合わせて、masの実行バイナリをzshラッパーで包み、root権限が必要なコマンドが実行された時のみ”sudo mas …”を実行する様になっているので、ユーザーの方はチェックしてみてください。