SSDのS.M.A.R.T.情報を確認できるMac用ユーティリティアプリの比較レビューです。詳細は以下から。
ここのところMacBook AirなどでSSDの故障が相次いでいますが、その前兆を調べる技術としてMacでS.M.A.R.Tの情報が確認できるアプリ3つを比較してみました。
ディスクユーティリティ
まず、利用しているMacに搭載されたSSDのS.M.A.R.T.情報が参照できるかをチェックします、これはOS Xのディスクユーティリティ.appで確認できます。
SMART Utility
SMART Utilityは
- Drive Information
- (SMART)Attributes
- Errors
- (SMART)Testes
を表示してくれるアプリです。
Infomation画面ではSMART情報を総合的に見て正常か異常かを表示してくれる「Overall SMART Status」項目があり正常ならば[PASSED]、異常ならば[FAILING]の表示が出ます。
Attributes項目横の[Show All]ボタンを押すことでsmartctlコマンドの結果をテールブルにして表示してくれます。
また、メールから[Drives]>[Enter smartctl Options]を選択することでsmartctlコマンドにオプションを付け、結果を出力することも可能です。
SMART Reporter
SMART Reporterは
- Health States
- I/O Error
- Software RAIO Status
- Disk Space
の情報を表示してくれます。
また、Adovanced Toolsからsmartctlコマンドを実行でき、smartctlの結果がそのまま表示されるのでAttribute(検査項目)についても一応見ることが出来ます。
- SMARTReporter(Q&A) – CoreCode.at
DriveDx
DriveDxは
- Health Rating
- Overall Performance Rating
- SSD Lifetime
- Problems Summary
- smartctl Reports
- SSD/HDDの他にFusionDriveをサポート・Error log
などの情報が閲覧可能で、値段が高い分 一番高機能だと思います。
SSDの健康状態や寿命などをバーにして表示してくれ、エラーが出ると診断結果と対処法などを表示してくれます。
smartctlのAttributeも各項目に分けてグラフ化して表示してくれるのでとても見やすく、SMARTReporterと同様にエラーが発生した場合にメールを送信するsendmail機能もあります。
また、ファームウェアアップデートがあるSSDを使用している場合の通知、メニューバー常駐アイコン、smartctl self-testの種類(Short, Full)の選択などの機能もあります。
- DriveDx – BINARY FRUIT
SMARTアプリ比較
機能 | DriveDx |
SMART Reporter |
SMART Utility |
---|---|---|---|
Drive全体の健康評価 | Yes | No | No |
Drive全体の動作評価 | Yes | No | No |
SSD寿命レベル | Yes | No | No |
I/O エラー | Yes | Yes | No |
SMART attribute | Yes | Yes | Yes |
smartctl の出力 | Yes | Yes | Yes |
レポートのテキスト保存 | Yes | No(コピペで可能) | Yes |
smartctl selftest結果 | Yes | Yes | Yes |
smartctl結果のグラフ化 | No | Yes | No |
Driveの温度統計 | Yes | No | No |
SoftRAIDサポート | Yes | No | No |
FusionDriveサポート | Yes | Yes(?) | Yes(?) |
メニューバーの通知 | Yes | Yes | No |
Dockアイコン通知 | No | No | Yes |
メール通知 | Yes | Yes | Yes |
Growl通知 | No | No | Yes |
外付けDriveサポート | Yes | Yes | Yes |
値段 | 1700円(20%OFFセール中) | 450円 | $25 |
トライアル版DLリンク | 10日間のトライアル | 非サポートのv2.7は無料 (v3.xはこちら) |
30日間のトライアル |
コメント
DriveDxは元値が1700円だよ。この前まで20%OFFで1500円だった。
MacのSMARTチェックツールで唯一SSDとFusionDrive対応をうたってるのがDriveDxだけだったからお試し版DLして気に入ったから買ったけど、アップデートが完璧すぎて惚れた。
リリースノートやFacebook見るときちんとSSD購入して動作テストもしっかりしてくれてる。これで1500円はいい買い物だった。
ttp://binaryfruit.com/drivedx/release-notes
「その全長を調べる技術」
前兆ですかね?
SMART Reporterは2021年10月に無料化されたようです。
“関連リンク:
smartctlの出力についてまとめてみた – BitWalker
”
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