初代Macintosh風デザインで5インチHDディスプレイを搭載したMac mini用ドック「Wokyis M5」レビュー。

3.5
Mac mini
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 初代Macintosh風デザインで5インチHDディスプレイを搭載したMac mini用ドッキングステーション「Wokyis M5」レビューです。詳細は以下から。

Wokyis M5

 中国の周辺機器メーカーWokyisは現地時間2025年07月01日、Appleが昨年11月に発売したApple M4/M4 Proチップ、Thunderbolt 4/5ポートを搭載し、新デザインとなった「Mac mini (2024)」用のレトロデザインのドッキングステーション「Wokyis M5」の開発計画を発表し、

Wokyis M5: Retro Outside, Powerful Inside

その後クラウドファンディングサイトKickstarterで製造資金を募っていましたが、このクラウドファンディングで出資したWokyis M5がようやく手元に届いた(中国からの転送で戸惑っていたようです)ので、Mac mini使ってみました。

Wokyis M5 for Mac mini  レビュー

Wokyis M5 レビュー

Wokyis M5同梱品

 Wokyis M5は既に国内でも発売されていますが、Kickstarterで出資者に出荷されたWokyis M5にはクイックスタートガイド、電源供給とPC接続用のUSB-Cケーブル、Mac mini接続用のUSB-Cケーブル x2、サーマルパッド x2、ドラーバーに加え、限定デザインのM.2 2230 SSDエンクロージャプレゼントキャンペーン用紙が付属しており、

Wokyis M5の同梱品

Wokyis M5の同梱品

ホスト接続用のUS-Cケーブルはロングケーブルと、データ転送速度20Gbpsで4K@60Hz映像出力と60W PDに対応したパープルカラーのプレミアム・ショートケーブルになっていました。

Wokyis M5とMac miniの接続

Wokyis M5とMac miniの接続

I/Oポート

 Wokyis M5のI/Oポートは前面に5インチHDディスプレイをON/OFFボタン、データ転送速度10GbpsのUSB-A x1、SD/microSD 4.0 UHS-II (312MB/s)対応のカードリーダー、USB-C (10Gbps) x1ポートはもちろん、底面のMac miniのI/Oポートにも全てアクセス可能。

Wokyis M5のI/Oポート

Wokyis M5のI/Oポート

 背面のI/OポートはUSB-A (10Gbps) x2とWokyis M5の5インチHDディスプレイに映像を映すHDMI-INポート、そしてホスト接続用のUSB-Cポートと5V/3A電源供給ポート、3.5mmヘッドホンジャック、さらにM.2 NVMe SSDスロットがあり、上部にはディスプレイ輝度調整ボタンが搭載されています。

Wokyis M5の背面

Wokyis M5の背面

内蔵ディスプレイへの接続

 Wokyis M5に内蔵されている5インチHDディスプレイに映像を出力するには、USB-CホストとMac mini背面のThunderbolt/USB-Cポートを接続するだけでなので、USB-Cケーブル1本ですみますが、

Wokyis M5のディスプレイ出力

Wokyis M5のディスプレイ出力

ディスプレイのサイズは5インチ、解像度はHD(1280 x 720)のためメインディスプレイとして利用するには厳しいので、CPUやGPU、メモリ使用率などのシステム情報や時刻、Apple Musicのアートワークを表示するサブディスプレイ的な使い方をするか、疑似解像度でフルHD(1920 x 1080)以上を選んでリモートMac miniとして利用するなどの工夫が必要です。

Wokyis M5のディスプレイ解像度

Wokyis M5のディスプレイ解像度

 なお、Wokyis M5の背面にあるUSB-C (5V/3A)ポートにMac miniやUSB充電器から電力を供給し、HDMI-INポートにWindows PCやRaspberry PiなどのSBCからの映像を入力すれば、Wokyis M5の5インチHDディスプレイに映像を出力できるのでMacintoshPiのようにエミュレーターを利用し、クラシックMacを再現するのも面白いかもしれません。

Wokyis M5とRaspberry Pi

Wokyis M5とRaspberry Pi (ケースはArgon ONE)

NVMe SSDストレージ

 また、Wokyis M5にはM.2 Type-2280サイズまでのNVMe SSDを1基搭載可能なSSDスロットが搭載されており、このSSDスロットの蓋はサーマルスロットリングを防止するためにアルミニウム合金が採用されていますが、今回購入したモデルはUSB-C 3.2 Gen 2 (10Gbps)接続モデルのため、

QT01+QT3ドックとWokyis M5

QT01+QT3ドックとWokyis M5

Read/Write性能は以前レビューしたUSB4(40Gbps)接続のQT01 + QT03 ドッキングステーションと比較して格段に劣り、シーケンスRead/Write共に1,000MB/s前後となります。

Wokyis M5のサイズ

 Wokyis M5サイズは約145 x 131 x 154.3mm、重さ約750gで、上記の通り既に国内発売が開始されていますが、Amazon.co.jpでの価格は25,999円と、USB4対応のQT01 + QT03 ドッキングステーションと同等程度となっているので、購入をされる方は価格とスペックを見比べたほうがよさそうです。

Wokyis M5

Wokyis M5の国内販売価格

Wokyisは今後Thunderbolt 5対応モデルのWokyis M5も準備しています。

PV

Wokyis M5 works with Raspberry Pi

Unboxing

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