AppleのGame Porting Toolkitを利用しWindowsアプリやDirectX 12ゲームをMaで実行できるWineラッパー「Whisky」がWindows 11ボトルをサポートしています。詳細は以下から。
WhiskyはIsacc Marovitzさんが2023年04月から開発しているSwiftUIを利用したWineラッパーで、Windows互換レイヤーのWineを利用しMac上でWindows用のアプリやゲームを実行でき、Appleが昨年のWWDC23でDirectX 12対応ゲームをMac上で動作させる「Game Porting Toolkit (GPTK)」を公開したことで、
P3R on Whisky? Mhm pic.twitter.com/Wf0UVNvZej
— Isaac (@isaacmarovitz) March 14, 2024
GPTKを取り込み、Cyberpunk 2077やDiablo IVなどDX12対応のAAAタイトルのゲームの実行も可能となっていますが、このWhiskyがバージョン2.3.2アップデートでWindows 11ベースのボトル作成をサポートしています。
Adds support for Windows 11-based bottles (added in WhiskyWine 2.1.2)
リリースノートより抜粋
Whiskyではこれまで、Windows 10ベースのボトルがデフォルトとなっていましたが、Whisky v2.3.2ではWhiskyWine* v2.1.2をインストールすることで、Windows 11ベースのボトルを作成することが可能になっています。
ただし、Whiskyは現在のところCrossOverと異なりWine 9をサポートしたおらず、ゲームプロバイダーであるSteamは現在のところWindows 10をサポートしているので、あまりWindows 11ベースのボトルを作成するケースはないかもしれません。
Whisky v2.3.2
New Features:
- Adds support for Windows 11-based bottles (added in WhiskyWine 2.1.2)
Bug Fixes:
- Adds modified DXVK by @Gcenx that resolves issues with DXVK and Steam (added in WhiskyWine 2.1.3)
- Improvements to view constraints to resolve some inconsistencies and scrollbars
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