AppleのGame Porting Toolkitを利用しWindowsアプリやDirectX 12ゲームをMaで実行できるWineラッパー「Whisky」がWindows 11ベースのボトルをサポート。

CrossOver
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

 AppleのGame Porting Toolkitを利用しWindowsアプリやDirectX 12ゲームをMaで実行できるWineラッパー「Whisky」がWindows 11ボトルをサポートしています。詳細は以下から。

Whisky

 WhiskyはIsacc Marovitzさんが2023年04月から開発しているSwiftUIを利用したWineラッパーで、Windows互換レイヤーのWineを利用しMac上でWindows用のアプリやゲームを実行でき、Appleが昨年のWWDC23でDirectX 12対応ゲームをMac上で動作させるGame Porting Toolkit (GPTK)」を公開したことで、

Macで実行中のPersona 3 Reload on Whisky。

GPTKを取り込み、Cyberpunk 2077やDiablo IVなどDX12対応のAAAタイトルのゲームの実行も可能となっていますが、このWhiskyがバージョン2.3.2アップデートでWindows 11ベースのボトル作成をサポートしています。

Windows 11-based bottles

Adds support for Windows 11-based bottles (added in WhiskyWine 2.1.2)

リリースノートより抜粋

 Whiskyではこれまで、Windows 10ベースのボトルがデフォルトとなっていましたが、Whisky v2.3.2ではWhiskyWine* v2.1.2をインストールすることで、Windows 11ベースのボトルを作成することが可能になっています。

Whisky support Windows 11-based bottles

*WhiskyWineはGPTKとWinetricksを統合したもので、Whisky v2.3.0から導入されています。

 ただし、Whiskyは現在のところCrossOverと異なりWine 9をサポートしたおらず、ゲームプロバイダーであるSteamは現在のところWindows 10をサポートしているので、あまりWindows 11ベースのボトルを作成するケースはないかもしれません。

Steam for Windows on Whisky on Mac

Whisky v2.3.2

New Features:

  • Adds support for Windows 11-based bottles (added in WhiskyWine 2.1.2)

Bug Fixes:

  • Adds modified DXVK by @Gcenx that resolves issues with DXVK and Steam (added in WhiskyWine 2.1.3)
  • Improvements to view constraints to resolve some inconsistencies and scrollbars

コメント

タイトルとURLをコピーしました