ライブ配信アプリ「Camo Studio for Mac」が、macOS 14.1 Sonomaで廃止されたDAL Plug-insを利用した仮想カメラの検出機能を追加しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年10月25日にリリースした「macOS 14.1 Sonoma」で、macOS 12.3 Montereyから導入を勧めていたシステム拡張機能(Core Media IO Extension)を利用しない、レガシィなビデオデバイスのサポートを終了し、
macOS Sonoma 14.1 以降、macOS では、最新のシステム拡張機能を使用するカメラおよびビデオ出力デバイスのみがサポートされます。[…]macOS Sonoma 14.1 にアップデートすると、古いソフトウェアを使用しているカメラまたはビデオ出力デバイスは、アプリで使うように選択するオプションとして表示されなくなります。
macOS Sonoma 14.1 にアップデートした後、カメラまたはビデオ出力デバイスを使用できない場合 – Apple
これに伴い、レガシィなDAL(Device Abstraction Layer) Plug-insを利用したNikonやSonyなどが公開している同社の一眼レフカメラをWebカメラとして認識させる仮想カメラプラグインが利用できなくなりましたが、
2023 Apple Design Awardsのファイナリストにも選出されたMac&iPad対応のライブ配信アプリ「Camo Studio」を開発する英Reincubate Ltd.は現地時間2023年11月14日、Camo Studio for Mac v2.1.0.10704で、DAL Plug-insを利用した仮想カメラの検出機能を追加しています。
Improvement : In macOS 14.1 Apple removed support for DAL plugins, which some apps use to provide video to apps like Camo Studio. If Camo detects a DAL plugin it will let you know why it’s missing.
リリースノートより抜粋
Camo Studio for Mac v2.1.0.10704では、macOS 14.1 Sonoma以降のMacにDAL Plug-insを利用した仮想カメラがインストールされていると、カメラデバイスの追加メニューに[仮想カメラが見つかりませんが?]というメニューが表示され、クリックするとmacOS 14.1でレガシィな仮想カメラのサポートが削除されたことが説明されます。
レガシィな仮想カメラのサポートはmacOS 14.1で削除されましたが、Appleはそれを利用するユーザーのために、macOSの復旧メニューからレガシィなカメラデバイスの復元を行う方法を公開しているので、どうしても利用したいカメラデバイスがある方は以下のサポートページをチェックしてみてください。
- Camo – Great video made easy – Reincubate
- macOS Sonoma 14.1 にアップデートした後、カメラまたはビデオ出力デバイスを使用できない場合 – Apple
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