macOS 14 SonomaのAVFで追加された仮想マシンの保存と復元、ディスプレイ解像度のリサイズをサポートした仮想化ソフトウェア「UTM v4.4.3」がリリース。

macOS 14 SonomaとUTM v4.4.3 UTM
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 macOS 14 SonomaのAVFで追加された仮想マシンの保存と復元、ディスプレイ解像度のリサイズをサポートした仮想化ソフトウェア「UTM v4.4」がリリースされています。詳細は以下から。

UTM virtual machines for iOS/macOS

 Intel/Apple Silicon MacやiPhone/iPad上に仮想マシンを作成できるUTMシリーズを開発するUTM Projectは現地時間2023年10月18日、Appleが09月にリリースしたmacOS 14 Sonomaサポートした仮想化ソフトウェア「UTM v4.4.3*」をリリースしたと発表しています。

UTM support macOS 14 Sonoma Apple Virtualization

UTM v4.4.0~2はBeta版。

UTM v4.4.3の新機能

 Appleは2023年06月に開催したWWDC23で、macOS 14 SonomaでアップデートされるApple Virtualization Framework (AVF)では、仮想マシンの状態をそのまま保存し、必要なときに復元(一時停止)できるSave/Restore機能や仮想マシンの解像度を動的に変更できると発表していましたが、

macOS 14 SonomaのVirtualizationフレームワークではVMのレジュームが可能に。

WWDC23 : Create seamless experiences with Virtualization

UTM v4.4.3ではmacOS 14 SonomaのAVFに対応し、ツールバーに追加された[仮想マシンの開始/一時停止ボタン]から、起動中の状態を保存した状態で、仮想マシンを一時停止し、必要なときに開始(復元)でき*るようになっており、

UTM v4.4.3 save/restore

同じく、Sonomaの新機能にAVFにより、仮想マシンのウィンドウをドラッグ&ドロップするだけで解像度をシームレスに変更できるようになっています。

 UTM v4.4.3では、このほかアプリ内に同梱している”utmctl”コマンドを利用し、USBデバイスの接続と切断が可能になったほか、Appleが2024年前半にも発売を予定している空間コンピュータVision ProのvisionOSが初期サポートしているので、開発ユニットを手に入れた方は試してみてください。

UTM v443 utmctl usb

*おまけ

 UTM v4.4.3とmacOS 14 SonomaのAVFでは、[仮想マシンの開始/一時停止]ボタンや仮想マシンウィンドウを閉じることで仮想マシンの開始と一時停止をサポートしていますが、現在のところ、この機能は仮想マシンの構成から[✅ エントロピデバイスを有効にする][✅ サウンドを有効にする]機能をOFFにしないと動作しないそうなので注意してください。

macOS 14 Sonomaの仮想マシンのレジューム

 また、Apple Silicon Mac上のUTMでmacOS仮想マシンを作成したい場合、macOSのファームウェアやインストーラーのダウンロード/管理が可能なユーティリティ Mistを利用して.ipswファイルをダウンロードするとインストールまでスムーズに進みます。

How to download macOS ipsw with MIST

UTMはGitHubリポジトリから無料でダウンロードできますが、Mac App Storeでも有料で販売(プロジェクト支援のため)されています。

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