iOS 17/iPadOS 17では写真やカメラアプリからAirDropで写真を転送する際に、保存先に最適なフォーマットの選択が可能になっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2017年09月にリリースした「iOS 11」で、A10チップを搭載したiPhone/iPadのカメラアプリのデフォルトフォーマットにH.264やJPEGと比較して最大2倍の圧縮率となる動画フォーマット「HEVC(H.265)」と画像フォーマット「HEIF」を採用しましたが、
新しいフォーマットは古いOSやデバイスと互換性がなく、Appleはカメラアプリのオプションに引き続き動画はH.264、写真はJPEGフォーマットを利用する「互換性優先」オプションを追加していましたが、iOS 17では、写真やカメラアプリからAirDropでファイルを送る際、H.265/HEIFをサポートしていない古いiOS/iPadOSデバイスのために互換性優先し、JPGやH.264フォーマットへ変換して送信できるオプションが追加されています。
保存先に最適なフォーマットにするには“自動”を選択します。または、フォーマットが変換されないようにするには“現在のフォーマット”を選択します。“互換性優先”を選択すると、写真やビデオがJPGやH.264のフォーマットに変換される可能性があります。
iOS 17より
iOS 17の新しいオプション
iOS 17/iPadOS 17では、写真やカメラアプリから、ライブラリ内にある写真をAirDropで転送する際、上部の[オプション]をタップするとフォーマットを選択できるようになており、iOS/iPadOSが保存先に最適なフォーマットを自動で選択してくれる「自動」や「現在のフォーマット」、「互換性優先」での転送が可能となっています。
- 自動:iOS/iPadOSが保存先に最適なフォーマットを自動で判断/変換して転送してくれます。
- 現在のフォーマット:現在保存されているファイルのフォーマットそのままで転送されます。カメラアプリのデフォルトはHEIFやH.265です。
- 互換性優先:写真やビデオがJPGやH.264など多くのシステムと互換性のあるフォーマットに変換され転送されます。
また、メッセージアプリを設定してある場合、ファイルサイズまたは共有される写真やビデオの数に合わせ最適なフォーマットが選択されようになっているほか、現在のフォーマットのまま(個々の写真/ビデオ)送信やiCloudリンクでの送信フォーマットが選択できるようになっています。
コメント