WHIP/WebRTC配信をサポートし、macOSではアプリケーションのオーディオキャプチャ機能を追加した「OBS Studio v30」のBetaテストが開始されています。詳細は以下から。
ライブ配信アプリOBS Studioを開発するOpen Broadcaster Software Projectは現地時間2023年08月17日、次期メジャーアップデートとなる「OBS Studio v30」のBeta 1を公開したと発表しています。
30.0 New Features
- Added WHIP/WebRTC output [Sean-Der / kc5nra / DDRBoxman / tt2468]
- Redesigned the status bar [cg2121 / GeorgesStavracas / Warchamp7]
- Added application audio capture on macOS [jcm93]
リリースノートより抜粋
OBS Studio v30では、既に発表されていたとおり、Ubuntu 20.04やQt 5, FFmpeg 4.4までのサポートが終了する一方、WebRTCを利用した「WHIP(WebRTC-HTTP Ingestion Protocol)」配信がサポートされ、より低遅延の配信が可能になっています。
この他、OBS Studio v30ではステータスバーアイコンの再設計やチャットなどのドックをOBSのウィンドウに合わせるフルハイトドックメニューの追加、LinuxでのIntel QSVサポートが追加され、macOSではScreenCaptureKit(SCK)を利用することでサポートされていたアプリケーション・オーディオのキャプチャが、アプリケーションウィンドウなしのソースとして追加できるようになっています。
また、Mac版ではSCKを利用することでデスクトップ配信を行うユーザー向けに、macOSのスクリーンキャプチャ → [画面キャプチャ]方式でOBSウィンドウを非表示にする「OBSをキャプチャから非表示にする」オプションが追加/利用可能になっており、
すべてのプラットフォームで、OBSが正しくシャットダウンされなかった場合に次の起動時にサードパーティ製プラグインやスクリプト、WebSocketを無効化し問題を調べられる「セーフモード」が追加されています。
OBS Studio v30では、これらの新機能に加え、50以上の機能変更と不具合修正が含まれているので、OBSを利用されている方は正式リリース前にテストした方がよさそうです。
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