macOS 13 VenturaではScreenCaptureKitをサポートした「OBS v28」以降で、SoundflowerやBlackHoleなどのオーディオルーティングアプリなしでウィンドウ/アプリ単位のオーディオをキャプチャが可能になっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2022年03月にリリースした「macOS 12.3 Monterey」で、ZoomやCisco Webex、OBS、Microsoft Teamsの開発者の意見を取り入れて開発したスクリーンキャプチャ用API「Screen Sharing API (ScreenCaptureKit)」の提供を開発者向けに開始、
06月に開催されたWWDC22のセッション「Take ScreenCaptureKit to the next level」では、ScreenCaptureKitをサポートしたライブ配信アプリ「OBS Studio v28」以降で、SoundflowerやBlackHoleなどのオーディオルーティングソフトなしに、直接オーディオをキャプチャすることが可能になっています。
OBSユーザに提供する他の改善点を見てみましょう。[…]ScreenCaptureKitのおかげでゲームからオーディオストリームを直接キャプチャできます。[…]オーディオルーティングソフトを別にインストールする必要はありません。Macで「太鼓の達人 Pop Tap Beat」のようなゲームを人気のストリーミングサービスに配信できます。
Take ScreenCaptureKit to the next levelより
macOS 13 VenturaとOBS Studio v28
上記のScreenCaptureKitはmacOS 12.3 Montereyから導入されていますが、OBS Studio v28ではいくつかの問題からmacOS 13 Ventura以降でアプリケーションからのオーディオストリームを直接キャプチャできる「Direct Audio Capture」がサポートされており、macOS 13 Ventura上でOBS Studio v28を利用してウィンド/アプリケーションキャプチャを行うと、
仮想オーディオデバイスを作成するSoundflowerやBlackHoleなどを必要とせず、そのウィンド/アプリケーションのオーディオがキャプチャされるようになっているので、ゲーム配信などをされている方はmacOS 13 Venturaアップグレード後にチェックしてみてください。
おまけ
また、Open Broadcaster Software Projectは現地時間2022年11月01日付で、「OBS Studio v28」の初のマイナーアップデートとなる「OBS Studio v28.1」をリリースし、WindowsプラットフォームでNVENC AV1ハードウェアエンコーダーをサポートし、macOSでのいくつかの不具合を修正しています。
- macOS 13 Venturaの新機能まとめ (準備中)
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