CodeWeaversがWindows互換レイヤー「CrossOver 23 for Mac」のBeta版を利用し、Apple Silicon Mac上でDirectX 12を用いるDiablo IVをプレイした動画を公開しています。詳細は以下から。
米ミネソタ州のCodeWeaversは現地時間2023年07月19日、MacやLinux、ChromeOS上でWindows用のx86アプリを実行できる互換レイヤーCrossOverシリーズの次期アップデートとなる「CrossOver 23 for Mac」のBeta 2を公開し、同バージョンで06月にリリースされたDiabloシリーズの最新作となる「Diablo IV」がプレイ可能になったと発表しています。
We’ve been working tirelessly to bring the game to our Mac users, and we’re now delighted to share the news that Diablo IV is working on macOS with the second CrossOver 23 beta, released just moments ago.
Double the Diablo, double the fun: Diablo IV now playable on CrossOver 23 beta – CodeWeavers
PC版Diablo IVのシステム要件にはDirectX 12が含まれているため、CrossOver for MacでDiablo IVをプレイするにはDirectX 12のサポートが課題でしたが、Appleが06月に開催したWWDC23で公開した「Game Porting Toolkit (GPTK)」は、開発者がWindows用ゲームをMacへ移植するのを支援するためのツールと発表されたものの、実際はCodeWeaversのWine(CrossOver)にパッチを適用し、DirectX 12に対応したWindows互換レイヤーにしたものだったため、
CrossOver for MacでもDirectX 12が利用可能になるだろうとコメントされていましたが、先週リリースされたCrossOver 23 for MacのBeta 2では、以下の通りApple M1 Proチップ搭載のMacBook ProやApple M2チップとmacOS 13 Ventura搭載のMacBook AirなどでDiablo IVがプレイできているそうです。
CrossOver23シリーズは今年の夏後半のリリースを予定しているそうなので、興味のある方はCodeWeaversのメーリングリストへ登録してみてください。
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