Appleがプロユーザー向けの映像制作アプリ「Final Cut Pro」と音楽制作アプリ「Logic Pro」のiPad版を5月24日からサブスクリプションで提供すると発表しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2023年05月09日、現在プロユーザー向けに開発&販売しているMac用の映像制作アプリ「Final Cut Pro」と音楽制作アプリ「Logic Pro」のiPad版を現地時間05月23日(日本時間24日)よりサブスクリプションモデルで提供を開始すると発表しています。
カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、iPadのためのFinal Cut ProおよびLogic Proを発表しました。映像や音楽のクリエイターは、iPadでのみ可能な新しい方法で創造性を発揮できるようになります。[…]iPadのためのFinal Cut ProおよびLogic Proは、App Storeでサブスクリプションとして5月23日(火)から提供が開始されます。
Apple、iPadのためのFinal Cut ProとLogic Proを発表 – Apple
Appleのプレスリリースによると、Final Cut ProとLogic Pro for iPadの価格は月間700円(4.99ドル)または年間7,000円(49ドル)で、1ヶ月間のトライアル期間が用意されており、ハードウェア要件はFinal Cut ProがApple M1チップ搭載のiPad、Logic ProはA12 Bionicチップ搭載のiPadシリーズとなっています。
Final Cut/Logic Pro for iPadのシステム要件
- Final Cut Pro for iPad
- ▶価格:月間700円または年間7,000円のサブスクリプションサービス。
- ▶システム要件iPadOS 16.4以降とApple M1チップ以降を搭載したiPad。
例:12.9インチiPad Pro (第5世代または第6世代)、11インチiPad Pro(第3世代または第4世代)、iPad Air(第5世代)
- Logic Pro for iPad
- ▶価格:月間700円または年間7,000円のサブスクリプションサービス。
- ▶システム要件iPadOS 16.4以降とA12 Bionicチップ以降を搭載したiPad。
例:12.9インチiPad Pro (第3世代)や11インチiPad Pro (第1世代)、iPad (第8世代)、iPad Air(第3世代)、iPad mini (第5世代)以降。
機能
Final Cut Pro/Logic Pro for iPadの機能はMac版と全く同じではないようですが、iPad版はファイルや写真アプリからサポートされているメディアを読み込みプロジェクトに保存することが可能で、プロジェクトはMac版と互換性*があるため、仕上げをMacで行うこともできるそうです。
また、Final Cut Pro for iPadは先にリリースされている「DaVinci Resolve for iPad」と同じく、映像の撮影から編集、仕上げ、共有まで全てを1台のiPadで行える他、AppleはFinal Cut Pro/Logic Pro for iPad版に合わせてタッチインターフェイスを強化しており、
Multi-TouchジェスチャーやMagic Keyboard、Apple Pencilを利用した直感的な編集はもちろん、フレーム単位の正確な編集を指先だけで行える全く新しいジョグホイール(Jog Wheel)という操作方法も実装されているそうです。
Appleは昨年06月に開催したWWDC22で、iPadOS 16でDriverKitのサポートを発表し、Apple M1チップ搭載のiPadではサードパーティメーカーがUSBやPCI、Audioドライバーを提供できるようになっており、Audio UnitはApple Silicon発表直後から対応が進められていたので、今後Final Cut Pro/Logic Pro for iPadをサポートしたデバイスやオーディオプラグインも発表されると思われます。
PV
- iPadのためのLogic Pro – Apple
- iPadのためのFinal Cut Pro – Apple
- Apple、iPadのためのFinal Cut ProとLogic Proを発表 – Apple
コメント
これmacOSのLogic Pro/Final Cut Proも将来的には買い切り型からサブスク型に移行する感じなのかな