Blackmagic Designがハリウッド品質の編集&カラーコレクションツールを備えた「DaVinci Resolve for iPad」をリリースしています。詳細は以下から。
オーストラリアの映像機器メーカーBlackmagic Designは現地時間2022年12月22日、同社が開発しているビデオ編集/ポストプロダクション・ソフトウェアDaVinci Resolveシリーズのデスクトップ版DaVinci Resolve 18と互換性がある動画編集アプリ「DaVinci Resolve for iPad」を新たにリリースしたと発表しています。
Blackmagic Designはこの日、DaVinci Resolve for iPadを発表した。これにより、クリエイターは新たな方法を用いて、新しい場所でビデオワークフローを構築できるようになる。DaVinci Resolve for iPadは、MultiTouchテクノロジーおよびApple Pencil用に最適化されており、カットページおよびカラーページをサポートしているため、多数の受賞歴を誇るDaVinciのイメージテクノロジー、カラーフィニッシングツール、最新のHDRワークフローを使用できる。
ブラックマジックデザイン、DaVinci Resolve for iPadを発表 – Blackmagic Design
DaVinci Resolve for iPadは、今年10月にAppleが発売したApple M2チップ搭載のiPad Proと同時に発表され、動画編集者は1台のiPad Proのみで動画の撮影から編集(カットページ)、カラー編集(カラーページ)が可能で、Apple Siliconの場合ProResにも対応したビデオエンコード/デコードエンジンを利用し書き出し/公開までを行うことができるとコメントされていました。
DaVinci Resolve for iPadの最小システム要件はiPadOS 16.0とA12 Bionicチップ以降を搭載したiPadとなっていますが、推奨ハードウェアはApple M1チップを搭載したiPad Pro以降のモデルで、Apple PencilやMagic Trackpad、Magic Keyboardはもちろん、外付けUSB-CディスクやApple Studio Displayなどをサポートし、
AppleのNeural EngineをサポートするDaVinci Resolve Studioは15,000円のApp内課金となっていますが、アプリはApp Storeで無償で公開されているので、動画編集者の方はチェックしてみてください。
DaVinci Resolve for iPadの特徴
- カットページは編集用。カラーページは12.9インチiPad Proディスプレイ向けに最適化。
- M2チップ搭載のiPadではUltra HDのProResのレンダリング性能がこれまでの最大4倍の速度に改善。
- DaVinci Resolve Studio for iPadはApple Neural Engineをサポート。
- DaVinci Resolve 18プロジェクトファイルと互換。
- Blackmagic Cloudを介した複数ユーザーによるコラボレーションに対応。
- H.264、H.265、ProRes、Blackmagic RAWメディアファイルのサポート。
- iPadのストレージ、写真ライブラリ、iCloudのクリップをサポート。
- 外付けUSB-Cディスクからのクリップの読み込み。
- Apple Pencil、Magic Trackpad、Magic Keyboard、Smart Keyboard Folioを使用可能。
- Apple Studio Display、Pro Display XDR、AirPlayディスプレイを介した外部モニタリング。
- M1チップ搭載の12.9インチiPad Proは、HDRをサポート。
- iPadOS 16以降と互換。
- DaVinci Resolve for iPad – App Store
- ブラックマジックデザイン、DaVinci Resolve for iPadを発表 – Blackmagic Design
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