Microsoftが新しいディクテーションツールバーを実装したWord/Outlookと、カメラから直接スライドに映像を挿入できるようにしたPowerPoint for Macをリリースしています。詳細は以下から。
Microsoftは現地時間2022年08月16日、同社のMac用オフィススイート「Office for Mac」の最新バージョンとなる「Office for Mac v16.64」をリリースし、同バージョンで、WordやOutlookに新しいディクテーションツールバーを実装し、加えて、プレゼンテーションアプリPowerPointにMacのカメラから直接映像を入力できるカメオ(Cameo)機能を追加したと発表しています。
Office for Mac v16.64
Word&Outlook
Word&Outlook for Mac v16.64では、音声入力機能「ディクテーション (Dictation)」機能がツールバーとして画面上に表示されるようになり、ユーザーの音声入力に合わせてアイコンでフィードバックが表示されるようになっています。
Microsoft Officeのディクテーション機能は日本語を含め中国語や英語、フランス語、ドイツ語、ヒンディー語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語に対応していますが、オンデバイス処理ではないため、利用するにはインターネット接続が必要です。
PowerPoint for Mac
PowerPoint for Mac v16.64では、スライド内に埋め込んで動画にWebVTT(.vtt)フォーマットのクローズドキャプション(字幕)を挿入できる様になり、動画を母国語以外で見ている人や耳の不自由な人でもよりプレゼンテーションに集中できるようになっています。
また、同バージョンでは、Macに接続されているFaceTimeカメラやWebカメラから発表者を直接プレゼンテーションに挿入することが出来るカメオ(Cameo)機能も追加されました。
カメオ機能は、参加者がプレゼンテーションと共に発表者を見る事により、より集中力が高まる傾向にあるとして、リモート会議が一般になった2021年にWindows版のOfficeに導入された機能で、OBSなどのライブ配信アプリを利用しなくても、プレゼンテーションと発表者を同時に表示することができます。
Office for Mac v16.64のロールアウトは既に開始されていますが、Mac App Store版はリリースが遅れているようなので、ユーザーの方はリリース後に試してみてください。
- Release notes for Office for Mac – Microsoft Docs
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