動画などiframeで埋め込まれたコンテンツの遅延読み込み「lazy iframe loading」がデフォルトで有効となった「Safari Technology Preview v151」が公開。

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 動画などiframeで埋め込まれたコンテンツの遅延読み込み「Lazy Iframe Loading」がデフォルトとなった「Safari Technology Preview v151」が公開されています。詳細は以下から。

Safari Technology Preview

 Appleが2022年03月に正式リリースしたmacOS 12.3 MontereyおよびiOS/iPadOS 15.4に同梱されていた「Safari v15.4」では、画像の遅延読み込みLazy Image Loadingがデフォルトでサポートされ、

画面外のイメージおよび iframe を自動的に遅延読み込みする Chrome のライトモードユーザー向け Lazy-loading について

Safari v15.4以降ではloading=“lazy”属性が付いたimgタグの画像がスクロールに合わせて読み込まれるようになったため、一部のコンテンツではデータ転送量やメモリ使用量が削減されていますが、

Appleが現地時間2022年08月11日にリリースした「Safari Technology Preview v151」では、imageに続きiframeの遅延読み込み「lazy iframe loading」がデフォルトで有効になったそうです。

Safari Technology Preview 151 enabled lazy iframe loading by default

Enabled lazy iframe loading by default (252848@main)
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Lazy iframe loading

 iframeはYouTubeやGoogle Map、Twitter、Facebook、ウィジェットなどのコンテンツをWebページに埋め込む時によく利用されていますが、STP v151ではlazy iframe loadingがデフォルトで有効にになったことで、コンテンツ内のiframe読み込みがスクロールに合わせて行われるようになっています。

lazy iframe loading

 また、GoogleでChromeの開発を担当されているAddy Osmaniさんによると、Chrome.comのYouTube埋め込みを遅延読み込みに切り替えたときでは、モバイルデバイスで対話時間を10秒節約でき、LighthouseのPerformanceスコアを71%改善できたそうで、

Chrome lazy iframe loading 10s reduce time

2021年02月にリリースされたWordPress 5.7でもLazy iframe loadingがデフォルトで使用されるようになっているので、次期Safari(v16?)では、より多くのコンテンツで読み込み時間やデータ転送量が削減されそうです。

Can I use lazy iframe loading